物忘れ

 私も40代後半になったので、結構物忘れが激しくなってきている。
(俗に言うアルツハイマーの軽いやつと思えばよいか?)
 このHPを見ている方々の中にも、なんか最近そんな感じがすると思っている方も多いのではないだろうか?
(俺はそんな事はないと思っている貴方も実はそうなのかも知れませんよ?)

 私はお酒を飲むのが好きなので、その進行が早いのかもしれないと思っている。
 飲んだ次の日には前夜の事がすっかり飛んでしまっているという事はしょっちゅうで、この症状はそのまま前述のアルツ・・・に値すると思っている。
 でも、お酒はやめられないので仕方ないとも・・・。
(昔は親父さんを見ていて、酒飲みにはなりたくないといやというほど思っていたのに、気がついて見れば同じなのです・・・知っている人ならセンマサオの歌を思い出すかな!!)

 さて今回、何故こんな物忘れの事を書いたかというと、これがタイ人と一緒に仕事をしているとピッタリその中に当てはまってくるから面白いのである。
(別にタイ人が皆酒飲みと言っている訳ではない)
 各会社で指導をしていらっしゃる方は基より、これからタイでやってやるぞと思っている方もタイ人の物忘れ?には相当気を使ったほうが良いだろう。

 でも、実はそれは物忘れでもなんでもないのである。
 ただ、言われた事をやらないだけの事なのだが、それが物忘れ風になってしまうのである。

 毎朝、「今後これとこれだけは忘れないでやって下さいね」とリーダー以上のクラスに言っても《三歩歩けばなんとやら》で次の日には何事もなかったように以前のままになってしまう。
 だから、毎日言い続ける忍耐が必要なのは言うまでもない。

 日本人なら1回言えば相当な所まで先を察して行動してくれると思う。
 がしかし、こちらではそれは全くない?と思って良いだろう。
(前述のようにリーダークラスがそうなのだから、特にオペレータークラスには通用しないと思って良いだろう)
 十を言って一位解ってもらえればの精神かな?????
(ちょっと言い過ぎかもしれませんね)
 まあ、それに近いものはある。

 以前にも書いたと思うが、毎日がやり直しの連続という事になる。
 こちらに来る前に、肝に命じてきたつもりだが5ヶ月過ぎても今だその域から脱していないのが現状である。

 タイ人をどこまで、どんな風に変えられるか?
 それがこれからの私の一番の課題になってきた事がやっと解って来たのである。
 結局十数年前にタイムスリップしなければならないのは、前にも書いたと思う。

 その事はタイ人には失礼だが、何か寂しい気がする。
 こんな気持ちになるのは、私だけであろうか?

 工場で働くタイ人の頑張りは、タイという国をを変える事に繋がるはずなのに。

 管理人から
 残念なことだけど、タイで仕事をしていると出来る人は勝手に仕事をしてしまうし(ホントに自分勝手に)、出来ない人はどうも向上心が感じられない。おかげで教えている方は大変。皆さんも想像してください。自分が学校の先生だとして、出来る子は塾で勝手に勉強していて先生の話も聞かず、気が付くともっといい学校に行ってしまったり、出来ない子は全然教科書を開こうとしない、、、なんというか、やりがいが…ね。
 ちなみにすーさんの記憶のぶっ飛び具合は最近かなりヤバいようで、1時過ぎに酔っぱらって管理人に電話してきたりして、次の日に電話してみると覚えていない。「え?マオちゃんそこにいたの?」とか言われる始末。同じ酒飲みとして考えなければ。。。