言葉使い

 今日は言葉使いについて書いてみよう。
 日本からタイに遊びに来る人、短期で仕事に来る人、私の様にタイで長期間仕事をと考えている人、全ての人に当てはまる事と思うがタイ語の丁寧語って次のようになると教わっていますよね。(語尾に「男性はクラッ(プ)、女性はカー」をつけると丁寧語になると)タイに興味のある人なら、誰でも知っていることだろう。

 私は中・高校生活及び入社後も運動を続けていた為、先輩・上司に対する言葉使いについては相当気にしていたつもりである。
 また社会に出ればそれ相当の言葉使いを身につけるのは当然の事と思っていた。
 (今でも当然ですあるが)

 ところがである。
 タイ人従業員はどこをどう教わってきたのか、社内においては一応マネージャーである私と話をする時でも、日本の世にいう《タメ口》に聞こえてしまうのである。
 (クラップ、カーを言わない)
 ある程度のレベルになってくると、ちゃんと使うようになる従業員もいるにはいるが。
 <男性ではクラッ(プ)ポンと、より上の敬語を使うこともある>

 これは私の指導が悪いのかどうかは別として、昨日入った新人でさえも同じなのである。タイという国は、そういう国なのであろうか???????
 日本ならば、一般社員は係長・課長・部長・・・に対しては当然丁寧語・敬語を使って話すと思うのだが。
 タイにいらっしゃる日本人の皆さんは経験上いかがであろうか?

 ちょっと話を変えるが、私の家に小さい女の子が毎日遊びに来る。
 当然、まだ言葉を覚えている途中の子なので、家族も一生懸命教えている。
 その中の一番大事な教えは必ず話の最後に「カー」をつけなさいという事である。
 (そういう事は、多分タイのどのような家でも教えていると私は信じたいのが)

 それが、会社に入ると「タメ口」になってしまうのは何故なのだろうか?
 テレビなど公共の場では、みんなそれなりに丁寧語を使っているように聞こえてくる。
 私の会社以外の日本人の方達はどう対応しているのであろうか?
 (大きい会社の人は直接タイ人と話す機会が少ないかもしれないが)

 実際、ここ二、三日そのことで何となく変な気持ちが続いている。
 何故? 何故? 何故?????

 今度、通訳の女性にそれなりに聞いてみようと思っている。
 その内容によっては、全員が集まった時に注意してみようかとも。
 ただ、タイ人の性格からすると「何でそんな事を気にするのか」という言葉が返ってくるのは目に見えている。
 社長ならここで「黙っていう事を聞け〜〜〜!!!バカどもが〜〜〜!!」となるのであろうか?!

 だが、そういう所からのコミュニケーションも新しい会社の従業員と上手くやっていく一つの手段ではないかと考える。
 今後もいろんな面で自分のあり方を見付けなければならないと思っている。

 管理人から
 管理人の会社のタイ人社長はモノスゴクていねいなしゃべり方をする。これはお客様相手でも、管理人(年下ですよ)相手でも、そして店子相手にでもである。ついでに言うと管理人もタイ語をしゃべる時にはモノスゴク丁寧にしゃべる。やはり言葉から受ける印象は大きいので、下手なタイ語を相手に聴いてもらうためにも優しく丁寧にしゃべる必要があると思っているからである。うーん、管理人の周りには丁寧なタイ語を使う人が多いぞ。。。お客と話をしないと覚えないのかなあ。。。