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 12月1日

 プーケットから船で1時間ぐらいのところにラチャ島というところがある。私は1回しか行った事がないのだが、近い割りに乾期のわずかな間しか行けず、日本人ではなぜか行く人が少ない島である。が、そこの海のきれいさといったらピーピー島なんか比じゃないらしい。(ピーピー島に行った事ないので、私には比べられないのだが・・・)
 確かに白砂のビーチに人も少なく、1歩海に入ると周りには熱帯魚が集まってくるすごい環境だった。

 ところが・・・その島が買収されたという。なんでも大きなホテル建設がはじまるそうだ。島に少しだけあった海の家も撤去され立ち入り禁止の私有地がほとんどになってしまったようだ。
 ホテルなんかできたら、水も自然も汚れるし環境も大きく変わってしまうだろう。きれいじゃなくなったら、泊まりたい人も減るのではないか、と思うのだが。
 一部に反対の声もあったらしいが、土地の所有者は高額な買収金に負けてしまったという。
 人は金に目がくらむと、大事なものを失ってしまうものだと思った。

 管理人から
 え?ラチャ島って個人所有だったんですか?しかもそれをほぼ売ってしまったとは。あの島、去年みいさんのお薦めって事で行ったんですが、海のきれいさもさることながら、砂のすばらしさは間違いなくタイ最高と思ったものです。でもその島も、、、マイトン島のようになってしまうのでしょうね、これから。マイトン島は変なリゾートが出来てしまったばかりにおかしくなった島でして、我々にとっては魅力のない島になってしまいました。そしてラチャ島も。。。タイは建設時の環境に対する配慮がほとんどないので、ホテルができあがった時にはもう…、何か悲しいですねえ。


 12月2日

 この前お客さまから、日本の無洗米を頂いた。
 うわさでは聞いていたが、実際使うのも食べるのも初めて。なんとも便利なものである。もともと、ろくに料理もしない日々を送っているのに、さらにすぐにお米も炊けてしまう。
 秋田コマチなので、当然おいしいし。

 実は先日事情があって、炊飯器を買い換えたばかりでシャープの「圧釜球面炊き」というやつでこのお米を炊いた。これがまたいい炊飯器で、タイのお米でも以前の炊飯器で炊いたのとは全然味が違う!
 それで頂いた日本のお米を炊くと、もう心は日本。(かなり舞い上がってます・・・)
 今まで高いからと、タイ米ばかり食べていたが、今度ロビンソンに行って日本米買ってこようかな、とまで思ってしまった。
 で「このお米は洗わなくて良いんだよ」とだんなに教えたところ、「タイのお米も洗わない」と。
 それって・・・単に省いてるだけじゃ・・・。
 実際、洗わないでゴミとか石とか、よく入ってるし。
 私の日本米とタイ米をいっしょにしないでよ、ぷんぷん。

 管理人から
 そのシャープの炊飯器、管理人も使っております。お米はチェンマイ辺りで取れるアキタコマチもどき。おかずは「ごはんですよ」…。たまに食べるとほっとするのです、これが。よ〜く考えたら、いまだに自分でタイ米買ったことがないんですね、管理人は。だって、家でまでタイ米は食べないですから。ちなみに日本米もどき、1キロ40〜70バーツ(約100円〜200円)です。タイ米はこの何分の1かの値段です…。


 12月3日

 ところで、炊飯器を買い換えたのはなぜかというと・・・
 かなりえぐい話になるので、ご飯前の人は読まないほうが良いかも。
 10日ほど前、ご飯を炊いた。普通にできて普通に食べたのだが、ふと内蓋を洗おうかな、と思ってはずしたら!!
 そこには、かなり大きなチンジョックのミイラがあった。
 内蓋って炊飯器の蓋を開けた時内側に着いてる銀色のやつで、そこと蓋のすきまに、入り込んだまま・・・高温でミイラ化していたのでした。
 変なにおいも味もしなかったので、ご飯は食べてしまったのだがエキスが入っていたのかと思うと・・・気持ち悪くてもう使えない。

 救いだったのは、いつも天井にいるやつがいないなあと思ったのが、その日だったことで、何日もそんな状態でいたのではなさそうだったということ。
 それにしても、もう5年以上使った炊飯器だったから、捨てても良いかと思ったのだが、だんなはもったいなさそうで「お母さんにあげる?」という。
 そんなのあげたら、今度からだんなの実家でご飯食べられない!!

 管理人から
 あ、これはヤモリ(日本語ではそうだったはず…)が炊飯器の隙間に入ったという話ですね。しかし一日やそこらでミイラになるもんなんですか?もしかしてもうその炊飯器で何度も…。これ以上言うとみいさんが病気になるのでこの辺で。


 12月4日

 私の反対にもかかわらず、だんなはお義母さんにあげることにしたようだ。
 実家に行ったら、その話しになり「というわけで、捨てるっていうからあげるね」なんていっている。しかも、そんな炊飯器をわりと喜んで受け取ろうとしている義母。
 思わず「お義母さん、気持ち悪くないんですか?」と聞いたら、なんと「チンジョックは、タイ人食べるからね。だいじょうぶよ」というとんでもない答えが。
 なんでも漢方薬みたいなもので、何かに利くらしい(肝心なところタイ語よくわからず)。

 しかし・・・生のが入ってたんですよ。いくら高温殺菌とはいえ。
 だんなの実家には、既に炊飯器があるのに「たくさん炊けるやつが欲しかったから。洗ったら使えるって!だいじょうぶ」とほんとにうれしそうな義母。
 タイ人ある意味すごいかも・・・っていうか、ついて行けない。

 管理人から
 まあ、これはもう洗ったらOKでしょう、と思うことにしましょう!高温殺菌消毒がなされたと思えばなんて事はないはず、です。これからダンナさんの実家で食事する時は、もう一つの炊飯器を使っていると信じ切ることが最善の策だと思われます。マイペンライ、です。


 12月5日

 パトンビーチでは、わりとよく水死者が出る。
 雨季の波の高いときに、無理に海に出て行方不明になる人や乾期の波が穏やかな時でさえ、事故はおこる。
 先日は、ビールをたらふく飲んでいた白人が暑くなってきたため海に入り、急に冷たいところに入ったためか心臓麻痺になって泳げず溺死したそうだ。
 だんなは、いつも海に行っているのでそういう時に遭遇することが多いらしい。
 また、ジェットスキーを使って救助や捜索に参加することもよくあるようだ。それで、「あの辺に沈んでたよー」とか教えてくれる。

 全然こわがってない、というかさすがに死体慣れしているタイ人は違うという感じがする。
 なんていうか、冷静である。いつも「急に姿が見えなくなってみんなで探してたら、浮かんでたの」とか淡々と教えてくれるので想像するこっちがくらくらする。
 海水浴場でも事故はつきものなので、海をなめてちゃいかんなーと思うのであった。

 管理人から
 先日管理人の友達がプーケットに行って大はしゃぎ、ジェットスキーに乗って右足の甲をすりむき、さらに足の裏をスクリューで切ったそうだ。リゾートでは身も心も開放的になるが、気をつけてないと大事故につながる。今回も一歩間違えればスクリューでもっとひどいことになったかもしれないのだと思うと、軽傷で済んで良かったとホントに思う。と、いつもはしゃいでいるように見える管理人が言うと信憑性が低そうに見えるのが残念だ…。


 12月15日

 今朝早朝に携帯に電話がかかってきた。聞いてみると、どうも今お泊りのお客さんがピーピー島に行くツアーを申し込んだらしくうちの場所を聞いている。
 タイ語で説明したのだが、わからなかったらしく、突然
「地図にも載ってないし、わかんねーよ!ジェップメェー!!」
といって電話を切られた。なんか、呆然とするわたくし・・・。
 朝からなんやねん、気分悪い。
 ツアー会社からちゃんと聞いとかんかった自分が悪いんちゃうんかい、と思っていると、案の定またかかってきた。が、私しかでないので、明らかに不満そう。
 で、お客さんに変わって本人の口から説明してもらおうとしたが、(そのほうが話しが早いかと思って)そこでもまた電話が一方的に切れた。

 しばらくしたらまたかかってきて、もう仕方がないので、たまたま外にいたタイ人の近所の知り合いに頼んだ。やっと話が通じたようで、待っていたら5分もしないうちにまたかけてくる。
 まだ近くにいたおじさんは、もう一回説明して「あほか・・・」と切った後言っていた。
 タイ人、全く人の話しを聞いてない。「ああー、ああー」とか生返事を散々したあげく、結局わかってなかったり・・・。
 自分が悪いくせに人に暴言吐くなよーと思った。

 管理人から
 タイ人ってあまり人の話を聞いてない気がする。特に自分の中では理解しているとき、これが最悪。「わかっているって言ってるジャン」そんな勢い。でも実際には勘違いはなはだしいことが多く、間違っていることも多い。が、そんなときに誤る人はほとんどいない。自分はあくまでも正しいはずで、その説明がおかしいと開き直るケースが多い。こういうタイプの人は。。。


 12月16日

 うちで長年働いていた若者、最近稼ぎが悪いのでトレードにだされた。ビーチボーイというのは、けっこうそうやって物の様に扱われているのである。出入りが激しい仕事でもあるのだが、できる人はよく稼いでくれるので、みんな使える人がほしいわけだ。船を持っている社長同士で商談が成立するとすぐに別のところにまわされる。同族会社での転勤みたいなものか。
「うちは、今期から○○が来てくれることになったから、もうやつはいらないや。最近朝も遅いし、やる気がないからBの社長のとこで見てもらうように言って来た」とか、そんな感じである。

 時には、よそから「お宅の○○うちにもらえない?」と言ってくることもある。どこに行っても仕事の内容は同じだし、本人も仕事仲間や場所が微妙に変わり気分転換できて良いかも。
 うちは、前にJくんという非常によく働き、人当たりも良い子がいたのだが、日本人と結婚して日本に行ってしまった。真面目で時間を守り、ずるをしないタイ人を探すのは、ものすごくむつかしい
 良い子をとれるかが、だんなの手腕にかかっているのだが・・・
 見る目なさそうで不安だ。

 管理人から
 タイで日本人は基本的にマネージャークラスであって、使う立場の人間になるわけだけど、これまで人を使ったことがない人が上に立つこともあるので、結構手間取る。さらに、タイ人を使いこなすというのは、日本人を使うのとはかなり難易度が違い、かなりストレスを溜め込むことになる。真面目で時間を守り、ずるをしないタイ人を探すのは、ものすごくむつかしい、そのとおりですね。。。


 12月17日

 息子の目が腫れてしまい、1週間近くたっても治らないので医者に行くことにした。私も目が弱くて子供の頃よくなっていただけに、潰されるのとその痛さをわかっていて、躊躇していたのだが。
 病院は・・・朝だというのに、大変な混雑で何時間待ちかわからないありさま。うんざりしていると、あっという間に名前を呼ばれた。そこで気づく。我が家を含め、本人より付き添う人がやたらに多いのである。子供には大抵両親がついてきているし、夫婦で来ている人も多い。老人には一家全員?がついていたり。
 で、みんなでわいわい待合にいて誰が病気なんだか、よくわからない。総合病院だからこんなものなんだろうか?

 さて、息子は何をされるか知らないまま、ベッドに寝かされ、子供用の拘束具で動かないように全身固定された。さすがにびびりはじめるが、有無を言わさず顔に白い布を掛けられ片目だけが見えている・・・。
 その後、「ご両親は外で待っていてください」といわれ、今度呼ばれたときには、泣き叫んで汗ぐっしょりになって消耗していた。
 タイの病院って大雑把そうなんだが、子供は無料だししょうがないか。

 管理人から
 タイでは30バーツ医療というのがあって、どんな病気でも30バーツで診察
してもらえるシステムがある。安いので待ち時間が長い。また、公立の病院は私
立の病院に比べて料金が安いので、これまたよく待たされる。同じエイズ検査で
も5倍料金が違ったりしてびっくり。でもタイ人の子供は無料だということは知
らなかったですね。公立だけなんでしょうけど。


 12月18日

 プーケットには、蟻がたくさんいる。しかも種類も多い。
 前に公園に行ったら、至るところに蟻塚がこんもりしていてちょっと恐怖を感じたものだった。なかには、1mもあろうかという、野生の王国かなんかで昔見たような、アフリカの草原にあるようなでかいものが木の下なんかにどーんとたっている。
 そんな近くにござでもひいて座ろうものなら、蟻に噛み付かれてしまいそうだ。

 ところが、この前ふと見たら、うちの庭にもなんか蟻塚が作られつつあったのである。今工事をしていて、砂を置いたりしているので気づかなかったのだが、別の場所にやけに砂が山になっているところがあって、見ていたら蟻が何やら作っているところだった。
 砂を運んでいるのか、掘り返して作っているのか、とにかく一心不乱にみんなで作っている。
 これ、できたら…中からいっせいに巣立って飛び交ったりする例の蟻だろうか??
 やばい、かなりやばそうだが、崩すのも襲われそうでなんか怖くて(蟻自体が大型)放置している。巨大になったらどうしよう。

 管理人から
 管理人にとって一番の害虫はアリ。ちょっと気を許すと大事なお菓子にたかるアリ、気がつく結構いるシロアリ、ゴルフのとき木の下に行くと襲い掛かってくる赤アリ、もう最悪である。いいアリ退治の薬があったら紹介してほしいものだ。もしもあり塚など見つけたら、ガソリンかけて焼くかもしれない、それほど頭にきているのである。。。


 12月19日

 とても不思議なことのひとつに、タイ人はお金を大事にしない。お金持ちならまだしも、日々の生活にも困った〜なんていいながらお金を投げて渡したり、2階のベランダから下で待ってる人に落したりする。日本人として、なんとなくそういうことができない私は、「なんでー?投げてくれたら良いのに」とあっけらかんと言われると、いや・・・と返答に困る。

 それだけではなくて、お金に落書きしたりもする。束ねた上に枚数を記入してみたり、銀行員ですら札束の一番上のお金にスタンプを押して枚数を書いたりするのだ。
 タイのお金には王様の肖像画が描かれているというのに、なんで粗末に扱うのか不思議だ。
 あんまり大事に思ってないから、手にするとすぐに使ってしまいその日暮しの生活になってしまうのだろうか??
 結局、お金って執着しても無頓着でも貯まらないものの様である。

 管理人から
 銀行で両替したもらった米ドル、なぜかスタンプが押されている。そう、銀行のもの。なのにそれを日本で両替しようとしたらできないことがある。偽札かもしれないからという理由で。オイオイ、タイの銀行がちゃんとハンコ押してんだぞ!う〜、それほどタイの銀行は信用がないのだろうか…。


 12月20日

 数ヶ月前から、ゴールデンタイムに仮面ライダーを初代から延々とやっているわけだが、なにしろ毎日放映なため進むのが早い。今はV3も終わり、仮面ライダーXというのが始まった。
 ところで、私は子供の頃これを見た記憶がない。テロップを見る限り、V3と製作者なんかも大差ないようでたぶん引き続いて作られたものらしいのに、なぜだろう。というか、V3の最後のほうも見てないみたいだ。

 飽きたのか、他に面白い裏番組が始まったのか、もう大きくなって仮面ライダーでもない気分だったのか、はるかな子供時代にふと思いを馳せてしまった。
 ところで、だんなは子供の時にこの番組を見た記憶があるという。
 「うわっ、懐かしいなー」といいながら、息子とふたりで大喜びして見ていた。
 日本では30年ぐらい前のだと思うが、それが20年ぐらい前にタイで放映されていたらしい。なんだか不思議な気分。

 管理人から
 管理人も立派な仮面ライダー世代。と同時にウルトラマン世代でもある。仮面ライダーの方が原作はしっかりしていたはずなのに、今思い出すとそのシュールなストーリーのことなんかほとんど覚えていず、覚えているのはひたすら敵の名前だったりする。もし今から見たら、絶対ストーリー追っちゃうだろうなあ。。。


 12月21日

 12月に入って、雨はたまに降るぐらいで快晴が続いている。南国の植物というのは、雨が好きなのかと思っていたが意外と乾燥も平気らしく、今ブーゲンビリアが咲き乱れている。
赤・ピンク・オレンジ・紫・白などいろんな色があり、接木なのかミックスされているものもある。
 結構よくある花なので、あんまり今まで注目していなかったのだが、どこにいっても満開で、さすがに目にとまる

 植木鉢に植えられているものでも、枝もたわわに花をつけているが、地面に植わっているものになると、伸び放題というか2〜3mぐらいの木も多く、花が垂れ下がっている。
 あまりにきれいなので、今度花を植えるときはブーゲンビリヤも買ってくることにした。
 どんどん買いたい花が増えるので、予算は上がる一方である。
 我が家の収入も上がってくれるといいのだが・・・。

 管理人から
 それにしてもこの国の花は派手でして、日本のように淡い花ってのはほとんど目にしない。ホントはあるとは思うのだけど、あまりに他の花が目立ちすぎてわからないのだと思う。タイの色使いが派手なのもその辺に由来するのだろうか。ちなみに管理人が日本に帰ったときにすごく感じる印象、「この国は色がない」なんですが、これって日本に住んでいたら感じないはず。すっかりタイ化しているのかなあ。。。


 12月22日

 今はクリスマスシーズン。世界中から休暇でプーケットを訪れる人たちで賑わっている。
 だんなは、そんな観光客を目当てに夜の町に繰り出す・・・って仕事ですよ。昼間より夜のほうが出歩いている人が多いんだそうだ。で、昨日ふらふら〜と一人出歩いている白人おやじを目的地まで乗せていく途中、きれいなおかまのお姉さんが通りかかった。とたんにおやじ、トゥクトゥクを止めて値段交渉に入ったらしい。結局そのおかまさんの家にいくことになり、あとでその辺まで
まただんなが迎えに行くことに。料金はちゃんとくれ、色もつけてもらったそうで、だんなは喜んでいたが私はあることが気になった。

 その人、ちゃんと相手がおかまとわかってたのか?
 だんなが語ってくれたところによると、そのお姉ちゃんは明らかに初心者にでも?おかまとわかった、しかし胸が大きく顔もかなりかわいかったそうだ。
 そしておやじは「あえておかまとしたかった」のだそうだ。
 そんな人いるんだーーー!
 更にそのおやじがいうには、泊まっているホテルには奥さんが寝てるそうで夫婦でバカンスに来ているらしい。
 何も知らずに爆睡している奥さんが気の毒である。それとも奥さんも若いタイの青年と??需要と供給という言葉が浮かんだ話しであった。


 12月23日

 だんながVCDを買ってきた。よく見るとうちにそれのパート1のビデオもあって、かなり入れこんでいる様子。その映画とはタイでは「ロット・ケン」と呼ばれている。
 日本名忘れたけど、なんか改造車がやたらでてくる囮捜査官のやつである。そう、タイ人(白人も)こういう車がやけにすき!
 しかし、日本でもひどい邦題ついてる映画があるが・・・ここでいう「ケン」とは、「ラリー」という意味。
 
 それはそれはうれしそうに、息子とふたりにこにこと見ていましたがまだ幼いのに洗脳しないで〜。
息子「かっこいいねぇ(うっとり)」
だんな「今度トゥクトゥクにもこんなランプ付けよう!(わくわく)」
息子「おとうしゃん、後ろに羽根もつけて!」
だんな「よしよし」

や め ろ・・・。

 こんなランプとは、車の底?につけて、夜に走る時車の下が青く光るもののようでした。
 大体過激なシーン満載のR指定だと思われる映画を子供に見せるなよ。


 12月24日

 バヤリースという飲み物をご存知だろうか?
 今も日本で販売されているのか定かではないが、プーケットでは未だにたまに見かける。味はファンタオレンジの炭酸抜きといった感じ。まあいわゆるオレンジジュースだ。
 プーケットでは、暑いからか炭酸系が人気でやはりコーラとペプシが強い。ファンタもどこにでもある。(売れてるのかは知らないが)私は炭酸が苦手なので、大体アイスティーを飲む。
 だが、こちらの人は2〜3歳の子供にでも平気でコーラを注ぐ。子供も慣れているのか、普通に飲んでいて、なんか感心する。

 で、バヤリースだが、一応子供の飲み物なのだろう。少なくとも私が子供の時は日本ではそういう認識だった。親戚での宴会の席とか結婚式なんかでは必ず子供用に出てきたものである。それで、こちらで何十年ぶりかで見かけた時、うれしくてついつい頼んでしまったのだが、なぜか薄くて色付き水みたいだった。子供の頃に飲んだときは、こんなにおいしいジュースはないと思ったものだったが。
 お祝いとかそんな時しか飲めないものだったからだろうか?
 それとも単にこちらのは、暑さと古さで変質してただけなのか??

 管理人から
 ビンの中を見ると、もうすでに変色どころかよどんでいる感じさえすることのあるタイのジュース。ちょっと怖い。。。で、バヤリースの話を聞いて思い出したのが、よくおばあさんのうちで飲んだミツヤサイダー。ここでしか飲めないので場所と味がそのまま記憶としてよみがえる。バヤリースも数十年後にそういう記憶とともに思い出されるのかなあ


 12月25日

 私は、コンタクトレンズを使っている。しかもハード。
 目の状態がソフトに向いてないためだが、これがプーケットでは最悪。替えが売っていないのである。それで、前日本に帰るまでは5年以上同じのを使っていたため、日本でそれを処方してくれた医者(同じところに買い替えに行った)は物持ちのよさに呆れていた。そして当然そのレンズは、傷がいっぱい入っており「よくこんなの使ってましたね。失明しますよ」と怒られた。
 ちなみに「日本に帰ってきたときでいいから、年1回は検査に来て下さい。網膜がはがれやすくなってますから」というおそろしいことも言われたのに・・・今年行ってないし。

 プーケット人は、活字をほとんど見ないようで(テレビは異常に見るが)目がとてもよく、目が悪い人は高学歴な人のみである。めがねをかけることも1種のステータスなのか、コンタクトはそんなに普及していない。もちろん旅行者が多いので売ってはいるが、使い捨てソフトが主流。
一度お風呂場で落してしまい、文字通り、目の前が真っ暗になった。そのとき医者にまで聞きに行ったが、なんと「ハードレンズ?ないでしょう、タイには。聞いたことがあるが私も見たことはない」といわれた。2日後に風呂場の隅から見つかったのでよかったが・・・。
 そしてそのレンズが日本で医者に呆れられたレンズなのだが。

 管理人から
 管理人のコンタクトレンズは普通には売っていないほどの度数。わかる人にはわかるのであえて書くが、「11.00」である。一桁ずれているのである。さらに管理人の目にはシリコンが入っている。タイ人のその話をすると「あなたタイ語ではコンタクトって言うのよ」と笑われるが、実際にシリコンもコンタクトも入っていると言うと驚かれる。ちなみにタイで使い捨てコンタクトを買うと日本よりも安いので、タイに旅行に来たときには是非買って帰ることをお勧めします。


 12月26日

 プーケットには椰子の木がたくさんあるので、いろいろなところに利用されている。食用にココナツを取った後の殻は、燃料になったりするぐらいであまり使い道がなさそうだが、園芸によく使われている。廃物利用といった感じなのか、殻の中に花を植えて器(植木鉢)風にしてつるして飾ったり、殻を細かく(といっても5cm角ぐらい)砕いて土の替わりに入れて花を植えたりする。
なんとなく、水はけも根の張りもよさそうである。また、庭に歌壇を作るときにアクセントに?並べたりもする。

 あまりにもさりげなくあちこちに使われているので、土地の人にとっては別に珍しくもない素材なのだろう。よそ者の私には「おお、こんなとこにもココナツの殻使ってる!」などと驚きの連続なのだが、逆に「日本にはココナツないの!?」と驚かれる・・・。
 おみやげ物によくあるココナツ素材の器とか小物入れなんかだと、素材の持ち味がよくでてるなあ、と感心したりするが、ぞんざいに扱われていても、やはり良い味がでていてさすが南国なのである。

 管理人から
 このものすごく南国情緒あふれるココナツですが、管理人はこの味が苦手で、おかげで食べられないタイ料理が多い。タイカレーなどはもってのほか。日本人で苦手な人は多いらしく、ココナツジュースはだめと言う人をよく目にする。そういう人は結構タイ料理が苦手なことが多いのだが、その理由がココナツだということに気がつく人は少ないようだ。タイ料理は辛さ、ハーブ、そしてココナツがメインなわけで、こうなるとその3つとも苦手な管理人にとってはなんともつらい料理になってしまったりするのでした。


  12月27日

 友達のタイ人の子供の誕生会にお呼ばれした。その人は知っているが家に行くのは初めて。奥さんと子供に会うのも初めてである。家に行くと居間に40数人が集まって談笑中。子供は10人ぐらいで大人のほうが多い・・・。要は体のいい飲み会の口実らしい。
 大皿に料理が用意されていて、適当に飲み食いしていいシステム。タイではこういう時、カップルで来ていても男性は男性女性は女性に分かれてそれぞれ輪になって話しをするようだ。
 ざっと見わたすと、近所の20〜30代の子持ち夫婦と、あとはだんなさんの幼なじみらしいどこかで会ったようなメンバーばかり。女性陣に親しい人がいなかったので、子供たちと遊んでいた。

 こういうとき、タイ人は見事に全員、自分の子は放置である
 子供たちは、その辺の戸棚を勝手に開け、籠に入っているものを床にぶちまけたり、ジュースをこぼしたり、お皿から蒸した貝をとって汁をだらだらこぼしながら、歩き回ったりしている・・・。
でも、誰も気にしちゃいない。
 普段女同士では、なかなか子供を連れて集まる機会がないから、近所のうわさ話に花を咲かせているのだろう。
 2時間ぐらいして帰ったが、結局誰の誕生会だったのかわからずに終わった。タイでは、まあ、よくあることである。

 管理人から
 タイ人の集会、得てして誰が主催者かさえわかりづらいことが多い。誰かの誕生会だと言われて行ってみたものの、かなり後までわからないことがある。で、最後にお金を払っている人を見て、初めてこの人が今日の主役だったのだな、と気づく。こういう場を仕切る人がいないのが特徴なのかもしれない。


 12月28日

 日本から頂いたカスピ海ヨーグルト。暑さに負けず、順調に育っている。いっしょに頂いたプルーンエキスやジャム、蜂蜜などで食べたり果物にかけたりして、毎日食べている。
 なにしろ、プーケットには無糖ヨーグルトが売っていなかったので本当にありがたくせっせと作っては食べているわけだ。
 このところ、フルーツグラノーラを混ぜるのに凝っている。
 が、すごく高い(といっても500円ぐらいだが、タイの物価&うちの家計では・・・高級品。しかも輸入ものだし)のでけちけち小出しに。

 ところで、タイでは余り牛乳が売っていない。もちろん大きなスーパーまでいけば、何種類もあるがちょっと遠いので、近くの商店街に行ったところどこにもなかった・・・。あるのは、大体牛乳がないし、やっと見つけたと思ってもコーヒー味とかの、あまったるいやつ。
 ミニマート系は全滅、下手したらセブンイレブンにもなかったりする。牛乳だけでなく、チーズやバターも食べないし乳製品をとる習慣がまだあまりないのだろう。
 暑いから腐りやすいというのもあるだろうし。
(個人商店にはいつのものか、わからないほこりっぽい商品が多い・・・)


 12月30日

 だんなが用事があって、すごくローカルな車の修理工場についていった。タイ人の若者がふたり作業していたが、私を見るとギョッとした感じで目を伏せた。でも、その後もちらちらと仕事をしながら、こちらをうかがっている。私が視線を感じて目をやると、あわててそらすし。
 ここで(私ってそんなにいけてるかしら)などと思ってはいけない。
「きっと日本人を見たことないのだろう」あるいは「見たことはあるがこんなに間近で見るのは初めて!」とか、そんなところだ。あとで「今日、日本人の女見たぜ!」などと友達に言うんだろうか。
(なんか、いや・・・)

 期待に答えるべく(タイ語がしゃべれないだけだが)だんなと思いっきり日本語で会話していると、ますます好奇の目にさらされているのがわかった。まあ、もう、どうでもいい。
 数日前に入った食堂でも、高校生らしき男の子ふたり連れが、食べるのをやめてまでジーっと私を見ていた。自意識過剰ではなく、明らかに見られることが多いのだ。
 日本人の女というだけで、こんなおばさんでも(あくまで好奇のだが)熱い視線を送られたりするのだから、これがもっと若かったり、巨乳だったりしたら、などと下らん事を考えつつ帰途についたのだった。