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 11月1日

 パソコンが調子悪くて、結局買い替えたのだが、持ってくるといった日来たのが夕方5時。午前中っていってなかったか?
 設置してくれて動くか見ていたと思ったら、見てたのはゲーム。
 子どもにゲームのやり方を熱心に教えてくれていた。一応すぐに、ネットに接続できるようにもしてくれていたが、良く見るとそうしないとゲームの一部がダウンロードできない?からのようで、やっぱりゲームをいじくっている。ゲームなんて、とりあえずどうでもいいから、といってるのにだんなも熱心にやり方聞いてるし・・・。

 以前パソコンを修理してグレードアップしてもらった時も、出来上がってきたらなぜか頼んでもいないゲームもサービスで入っていた。そして、その時の担当者も私が使い勝手を聞いているのに、ゲームのやり方ばかりを次々教えてくれたものだ。
 タイでは、パソコンの価値はゲームがどれだけたくさんできるか、にかかっているようである。
 メールよりゲーム、それならはじめからゲーム機でやればいいのに。

 管理人から
 タイ人の好きなゲーム、それは簡単に言うと3Dで撃ち合うやつ、と言えばわかるかな。常人がやると数十分で酔う。タイではあまり高スペックのPCは売れないのだが、ゲームをやりたかったら高スペックでないとストレスが貯まる。みいさんの言うように、プレステ2でもやった方がよほどストレスなく遊べるのに…。が、プレステ2は本体もソフトも高いのだよね、タイ人には。PCならゲームソフトはタダみたいなものだから…。


 11月2日

 タイには、タビアンバーンという書類がある。字のごとく家の登録証である。
 戸籍みたいなもので、その家(土地)に住んでいる人が記載されている。何かにつけて、これのコピーと身分証明所のコピーがよく求められる、特に重要な書類である。
 以前はアパートに住んでいたので、だんなの名前は実家のものに入っていた。筆頭者の義父以下子ども(だんなの兄弟)の名前が、並んでいて最後の方になぜか・・・名字の違う名前も数人分ある。
 なんでやねん、と思って聞いたところ、離れに下宿している人たちのものだった。彼らは、地方から出てきてだんなのお兄さんやうちのジェットスキーの仕事をしている。
 とにかく、どこかに登録してあればいいようで、案外簡単に動かしたりできるようだ。

 この書類は、タイ人用なので当然日本人は載せてもらえない。
 引っ越してから、だんなは晴れて筆頭者になった書類ができたわけだが、そこにある名前はふたりぶんだけ。私は、登場しない。あえていうなら、息子の「母親」という欄に極小さく書かれてあった。そして、この書類があればそれを担保にお金が借りられたりもするのが、危険なところだ。
 外国人配偶者が買った家でも、あくまで書類ではタイ人名義なので勝手に売られてもどうしようもない。
 親戚一同に「帰化すれば、名前が載るよ」とわけのわからん勧誘をされているが・・・そんな事のためにタイ人になってもなぁ。

 管理人から
 このタビアンバーンという代物、日本的に言うと戸籍謄本みたいなもの。タイでは、これをいちいち発行してもらうのではなく、通帳のようになっていてそれを本人が持っている。これとIDカードが必携なのである。ちなみに日本人と結婚した外国人は日本の戸籍には申し訳程度にしか記載されない。タイ王国○○と入籍みたいな感じ。外国人はあくまでも外国人なのだ、と痛感する出来事である。


 11月3日

 プーケットには、ここ数年でたくさん日本食レストランができブームのようである。タイ人は日本に対して、なんか特別の感情があるようでコアなファンがたまにいる。
 この前、顔見知りだが別に話したことはないおじさんと話しをする機会があった。すると、彼は日本食が大好きでプーケット中のレストランを食べ歩き評価するのが趣味の様であった。
 はっきりいって、私よりはるかに詳しい。どこどこのメニューにあるあれは、日本とくらべてどうか、とか聞かれても、そんなメニューがあることも知らんし第一そこには行ったこともない・・・。

 「あそこはこういうところがだめ、ここはまあまあ」などとすべてのレストランについて一通り評価してくれた後、一番のお勧めのところを教えてくれた。
 あくまで彼なりの「総合評価」である。味・値段・従業員の態度(!)・メニュー・内装などなど5段階評価なのかは定かでないが、最優秀賞はビッグCにあるZENだった。
 2位以下の評価も、私の乏しい経験やちまたのうわさに当てはめても、ほぼ予想通りの展開だった。
 タイ人の口コミ情報って、案外的を射てるかも。

 管理人から
 タイ人の口コミ情報は、タイの中でもっとも信用出来て信用出来ない、そう言うもの。うまく情報を使えればお得。さて、前述のZEN、バンコクではさほどの人気はない。バンコク最強は誰がなんと言ってもFUJI。日本人はほとんど見かけないが、タイ人客でいつも行列が出来ている。味の方はまさにタイ人仕様のお味ですが、サービスはなかなか。タイ人を日本食に誘う時は使えます。


 11月7日

 早いものでメルマガを発行して1年が経ちました。これも読者の皆さまのおかげです。また、発行を代行してくださるまおさんがあってのことで、こちらも感謝しています。

 当初このコーナーを始めたのは、ほんの偶然でした。たまに書かせてもらっていたエッセイが、あまりのネタの多さから、自分の中で過剰気味になり、日記という形で日々気づいたことを
紹介していこうということになったのです。
 自分でも正直こんなに続くとは思っていなかったのですが、ありがたいことにまだまだ未知な部分が多いここでの生活で、書きたいことはあふれ出る泉のようでつきることがありません。

 メルマガを通じて知り合った方も増え、また実際に遊びに来て下さった方々もいらっしゃいます。私のメルマガを見て、プーケットに興味を持ってくださったり、訪れてくださったなら、こんなうれしいことはありません。
 欲を言うなら、お叱りでも励ましでも、お近くにおいでの時やメールででも、一声掛けて頂けると励みになります。
 これからもどうか宜しくお願いします。

 みい


 11月9日

 最近LOTUSに飽きたので、ビッグCに行く。ここには、個人が出店をやっているスペースがたくさんあって、昨日そんな一つを冷やかしていたら店のおじさんが「これ、食べてごらん」と実をむいてくれた。
 真っ赤な実で中は白い、それを小指の先ほどもないぐらいごく少量口に入れると、一口目はすっぱいのだが、すぐにものすごい甘みが感じられる。だが、肝心なのはここからで、この実を口にするとその後どんなに酸っぱいものを食べても甘く感じるというのだ!
 おじさんは、用意してあったマナオを一切れ切ってくれた。
 口に入れると、あら不思議!本当に全然酸っぱくない!?甘い?

 この実は、マジックフルーツと呼ばれているそうだ。食べた後持続性があり、1時間ぐらいはすっぱいものも、甘くなるとか。
 おじさんが売りたいのはその苗木で、興味を持って値段を聞くとわりに高かった。もっと安かったら迷わず買うところだったが、高くてもほしい人は欲しいのか、強気な商売のようだった。
(あくまで思っただけで、実際は妥当な値段だったのかは、知らない。植木の値段の相場も詳しくないし)
 実自体も、小さくて赤くてかわいかったので、あとでだんなに聞いたが「そんな木は、聞いたことあるような気がするけど、タイじゃなくて中国のじゃない?」とのこと。タイ語で名前も聞いたけど忘れた・・・。
 きっとうまく育てにくいとか?ともいわれたが、なんかだんだん欲しくなってきたー。後で買いに行くかも、かなり行きそうである。

 管理人から
 で、実際のところおいくらだったんでしょうか?管理人的にはこれが一番に気になる所。マジックフルーツとはまあ、タイ語でない所が怪しさ5倍ですね。一度食してみたい気もしますが。。。みいさん、シントーハウスのお客様へのネタとしてもオモシロいと思いますよ、ってもう買っちゃったんだろうなあ…。


 11月11日

 先月から雨が続いていて、時期外れの洪水などもあったが、だいぶ天気も回復してきたので友達と、子どもを遊ばせるため、公園に行った。遊ぶ子ども達を見ながら森林浴をしていたところ、突然近くに車が停まりクラクションを鳴らした。
 公園には、タイでサラーと呼ばれている屋根付きの休憩所があり、そこにたくさんの野良犬が寝そべっていた。犬達は思いっきり熟睡モードだったはずなのに、その音を聞くといっせいにそちらへ駆け寄っていく・・・。
 車からは、初老の見なりのいい老夫婦が降りてきて、トランクからなにか取り出しはじめた。

 非常に興味をそそられ見ていると、彼らは7〜8匹の野良犬たちにえさを配りはじめた。持参の食器に1匹分ずつ入れてやって、けんかしないようにしている。良く来てくれるからなのか、犬達も懐いている。
 やさしい人もいるもんだ、とさらに見ていると、おじいさんの方がえさを食べることに夢中で油断している犬に、いきなり注射をした!
 医者か??
 野良犬にしては、太っていて毛並みもいいとは思っていたが、定期的にそうやって検診してやっているみたいだ。
 「日本みたいに、保健所が連れに来たりしないんだ」と私。「え、でも、うちの方来てたよ」と友達。さらに彼女は「あとで、死んでたら恐いね」って・・・毒殺かよ!
 私は、犬好きな獣医夫婦と思ってほのぼのとしていたのだが、真相は不明。

 管理人から
 い、いくらなんでも、薬殺を公衆の面前ではしないのでは???タイでは犬の死体がそこかしこにあるものですが、ほとんどが交通事故死であって、いったい野良犬はそれ以外にどうやって死ぬのか?と思うほどに多い。ところで、犬に注射するのなんて、一回で済むのではないのですか?わざわざエサまであげて馴らしておいて、一回こっきりではもったいない気がするなあ…。


 11月12日

 だんなの口癖は「今度お金持ちになったら〜する」である。が、本人がお金を見たら(私のお金であろうと)すぐに使ってしまうため、いつまで経っても貯まらない。
 で、今回彼が言うには「月9000バーツずつ積み立てしたら、1年後に利息がたくさん戻ってくるから、やりたい」
 またかよー!その手の話しに、前も騙されて「親友」といってた人に数万バーツ取られただろうが!!
 でも、今度は違う、やってるのは、「親戚」だからという・・・。

 なんでも相互助け合いというか、互助組合のようなもので11人ぐらいで集まって基金を作り、必要な人はそこから借りる。利子は高いが、メンバー同士なので無条件で(審査無く?)借りられるようだ。
 借りなければ、運用状態に応じて満期時には積み立てプラスいくらかが戻ってくるしくみだそう。
 中華系の人がやってる方法にヒントを得たのか、中華系の人が混ざっているのか定かではないが、なんだかまたいいようにされそうで要注意だ。
 救いは、うちには「毎月9000バーツも積み立てられるほど、収入がない」ということ。情けないが、小金がなくてよかった。

 管理人から
 まさに華僑の得意技、ですよね。でもこれって、あまりまじめに働かないタイ人には、それ程有効ではない、と言うか、逆にみんなのお金を食いつぶすだけのような気がする。最初の人がかなり頑張ってくれない限り前には進まないのだが、おそらくタイ人にやらせれば、最初の人の持ち逃げ、、、で終わるだろう。。。


 11月13日

 うちに訪ねてきた若者を見て、「この人は・・・知っている」と思った。記憶をたどってみると、彼はまだアパートに住んでいた時、うちの仕事を手伝ってくれていた少年だった。
 しかし、彼は「はっぱ」がもとで捕まりその後姿を見せなくなっていたのだ。
 「あの人・・・復活してるやん」とだんなに問うと「出てきたばかりだよ」という。3年ぐらい服役するという話しだったが、裁判で?4年の刑が確定したそうだ。

 タイでは、麻薬に関しては厳しいとは聞いていたが、お金で解決できる状況が多いため、本当に刑務所に入っていたとは思わなかった。体よく、うちからの借金をごまかすため、その機会に行方をくらませているのかと思っていたくらいだ。
 親兄弟が、いくらか払ったと思ったが、それでもだめだったのか少年院のような厚生施設に入れられていたという。当時未成年(17〜8ぐらい)だったはずだが、それでこんなに厳しいとは意外だった。
 本人は、あいかわらずへらへらしていたが・・・無事更正したのかどうか。

 管理人から
 タイで捕まって刑務所に入るのは、お金のない人たち、、、と言われるほどに、お金持ちはその財力でなぜか逃げ切れるようになっているのが、タイの法律のだらしない所。地獄の沙汰も金次第とは、まさにタイにぴったりの言葉。たとえ捕まって拘置所に入っても、お金次第でレベルの違う場所に連れて行かれる。お金がある人は悠々とし、ない人は働かされる(らしい)…。


 11月14日

 パソコンの件で反響が多く、たくさんの方から励ましのメールや協力メールを頂きました。この場を借りまして、お礼申し上げます。
 さて、メルマガの時事系列がごっちゃになっていたようで、誤解と混乱を皆様に招いているようです。
 ここまでの経過を説明させていただきます。

 3ヶ月前に3年前から使っていた(けど、ほとんど眠っていた)パソコンを、壊れたノートパソコンの変わりに使うようになり、調子が悪くなって修理。この時買い替えと迷ったが、修理で十分といった店の人を信用していたら、9月末からまた調子が悪く。今度は修理にしても7千バーツぐらいかかるようで、結局買い替えを勧められる。(巧妙な売上アップ作戦だったのか?)で、買い換えたものの調子が悪く、持っていったら日本語版らしきものになって戻ってきた、のでした。
 お気に入りがローマ字でしか入らず、並べ替えられたのは、前の古いほうでグローバルIMEをいれて使っていたもの。今はそれに比べると明らかに、使い勝手はよくなっているのですが、
なぜかOEのみ日本語と英語表示が混在したままの状態です。
 まあ、受信トレイなんかの表記も以前は日本語でできなかったのに、できるようになってるし、ワードなんかも日本語でも使えるようになったので、わけわからんなりに頑張ってくれたようです。
 たくさんの方にご心配をおかけしたようで、恐縮しております。
 もうだいじょうぶですので・・・たぶん・・・。

 管理人から
 この件ではお互い苦労いたしましたなあ…。使えたり使えなかったり、はては文字化けやら、設定がおかしいやら、、、もう大変。おかげでメルマガの発行もおかしくなり、その余韻で管理人も怠け癖がついてしまい。。。いや、これからはちゃんと「ほぼ毎日」発行出来るように頑張りますよ〜。あ〜、途中まではちゃんと毎日発行してたのに…。


 11月15日

 以前メールを頂いた読者の方が、プーケットに来られるからということで、カスピ海ヨーグルトを持ってきてくださった。
 ホテルに到着されて連絡を頂き、すぐに持ち帰って開封。アイスノンとドライアイスも入れておいて下さったため、長旅にもかかわらずまだ冷え冷えである。
 早速一部を種にして、別容器に入れ作り始めた。
 夜から始めたので気になって寝られない・・・どきどきしながら深夜2時半まで様子を見たが、一向に固まる気配がない。

 まさか・・・いきなり失敗か?
 古い牛乳しかなかったので、紙パックの日保ちする牛乳というのを使ったのだが、それが悪かったのか?!それともタイの牛乳ではだめなのかー??といろいろ考えながら、そのうち寝てしまった。
 で、6時半に目がさめて、とるものもとりあえず確認する。
 と!できてました。ぷるぷるのヨーグルト!!
 タイとは言え夜間は冷え込むので、そんなにすぐにはできないらしい。とにかく無事受け継がれ元気に育っているのでした。

 管理人から
 スゴク気になるこのヨーグルト。一つ教えて欲しいのが、このヨーグルトの味は、タネに左右されやすいモノなのか、それとも牛乳に左右されやすいモノなのか、と言うこと。もしもタネに左右されるのなら、今すぐおいしいヨーグルトのタネを手に入れ、毎日食したいと考えているのですが…。いかがなり?


 11月16日

 そのご夫妻をご案内することになり、まずはキャナルビレッジにあるジムトンプソンへ。高級感あふれる地域であるため、行ったことはあっても店に入るのは初めて。ちょっと緊張。
 店内は・・・思ってたのと違い、案外かわいい。もっと、高級そうな所を想像していただけに、手ごろな小物やTシャツに目を奪われた。記念に象柄のコインケースを買う。

 次に訪れたのは、以前メルマガでも紹介したことのあるプーケットタウンの雑貨屋さん。
 相変わらず心をくすぐる商品の数々にお客様とともに、いろいろ買いたくなったが「今度にしろ」とだんなに止められる・・・。
 今回買いたくなったのは、ココナツの殻で作ったお皿型の小物入れ。魚の形とか、かえるの形とかをしていて、かわいい!実はせっけんを入れるのにも使えるように、水切り用の穴が空いていてそのデザインも絶妙。
 なんか、寂れた感じの店なのに不思議な空間なのであった。
 店を出ると、ものすごい真っ黒な雲が広がり嵐の予感。(つづく)

 管理人から
 実は、、、いまだにジムトンプソンの店にて買い物をしたことがない管理人。もちろん何度も足を運んでいるのだが、お客さんが豪快に買い物をしているのを見ると、、、あまりの値段に呆然としてしまうのだ。始めてきた時はそれ程高く感じなかったものだが、慣れというのは恐ろしいものである。もはやタイの物価が標準になってしまい、物価の高い国には出かけれない…。オイオイ日本もか?


 11月17日

 車を少し離れたところに停めていたので、大風の中急ぎ足で戻ると着くかつかないかのタイミングで、滝のような雨が。
 もう、どどどどっーでは表現できない激しさ。
 その中を車は一路夕食の予定のレストランへ。そこはお客様が希望されたところで、私も名前は知っていたけど行くのは初めて。
 土砂降りの中、やっとの思いで辿り着くと・・・前来たことあった。
 名前と場所が一致していなかっただけのようだ。
 確かにおいしかったが、前回はだんなとふたりだったのでいろいろ食べてはいない。

 お客様ご推薦の、プーダムパッポンカリー〈蟹のカレー炒め)は確かに絶品!!我を忘れて蟹と格闘してしまいました・・・。
 クンチェーナンプラー(えびの刺身、辛い)、クンパッポンカリーパックブンファイデーン〈空芯菜炒め)、ひき肉入りオムレツ、プラームックトートグラティアム〈イカとニンニクの揚げ物)など
に蒸した魚丸ごと1匹の野菜あんかけ・酸っぱいプラム風味というのまで頂きました。

 
そして、家族で食うだけ食って・・・お礼言ってないし。
 いまさらですが、その節はご馳走さまでした。おいしかったです。

 管理人から
 すべてのメニューを覚えていたと言うことは、それだけおいしかったと言うことですね。少なくとも管理人は、いまだにタイ料理のメニューを覚えてません。なんとか、読むことが出来るので、なんとそれらしいモノを注文することは出来るのですけどね。お客様が来た時に、おいしいモノをご相伴させて頂くケース、非常に多いのです。ホント感謝しております〜!


 11月18日

 テレビをつけたら偶然「動物のお医者さん」がはじまった。
 つけた瞬間に題字が出て第一回と書いてある。あまりのタイミングのよさにこれは見なければと、見ていた。ITVという放送局がゴールデンタイム(たぶん)にほぼ毎日日本のドラマをやっている。そのため、こちらにきてからもわりといろいろ見ることができた。
 最初家のテレビが2カ国後切り替えできなかったので、日本語でも聞ける事を知らなくてタイ語で見ていた時もあった。日本の俳優がタイ語で話しているのは奇妙なものである。

 他の放送局でも日本語を聞ける機会が増えたので、最近あまり見ていなかったのだが、こちらに来た頃はこの時間帯がとても楽しみであったのだ。日本と違うのは、なぜか9時半頃(変わったりする・・・)からはじまることと、月火曜日・水木曜日毎に別のドラマだということ。
 そのため、事情がよくわからず見逃すことも多かった。
 今回こそ忘れないように気をつけてみよう、と誓った。

 管理人から
 こないだ友達のうちでテレビをいじっていたら、突然時代劇が出てきてビックリ。でも、タイでもケーブルテレビではかなりディープな映画をやっている事があって、その中のASIAN MOVIESはたまに日本のモノをやってくれて笑える。普通のドラマがタイ語になるのも変な話だが、時代劇がタイ語になると…、その数倍笑える事は言うまでもない。。。


 11月19日

 パソコンが買い換えたその日から調子が悪く、画面左端から数センチが見えない。そこだけ紙を貼ったようで、白い。さらにフリーズは頻繁にするは、マウスは急に反応しなくなるはで使いにくいのなんの。当然店に持っていったのだが、担当者外出中と4時間待たされた挙句(その間もちろん買い物に行ったりして時間は潰していたが)「明日」といわれた。
 次の日行けなくてその次の日に行ったら、まだ原因不明・・・というか、ちゃんと見たんか??
 「まだ、見てない?だいたい、買ったばかりで何で壊れてんねん。不良品やんか!修理じゃなくて取り替えろー」と怒りムードが高まる私に「さ、じゃ行こうか」とあっさり店を出ようとするだんな。
 さすがは、面倒なことは避けようとする傾向のタイ人である。

 次の日朝っぱらから、電話がかかってきて「直しましたよ。しかも日本語使えるんですよー」と。自分が都合いいときだけ調子(と愛想)いい。引き取りに行くと、確かに日本語なのだが「送信トレイ」とでてる下はFoldersと英語表記。ツールバーも英語のまま、なんか混在してるん
ですけど・・・。右クリックしてもポップアップ画面は英語だし。
 IMEがグローバル版でなく、普通の?なので格段に使いやすくなっていたのと文字化けがなくなり、メールの検索も日本語でできるのに気をよくして機嫌よく帰ってきた。
(つづく)

 管理人から
 WINDOWSのXPは英語版を買ってきてもあるソフトを入れると日本語版に変わってくれる。もちろんすべて変わるわけではないのだが、ほぼ日本語版と変わらなくなるので、パイレーツ版を使う人には有効だった。IMEのグローバル版は、使える事は使えるが、ちょいと使いにくい代物で、あれでずっと日本語作業をしていると、自分までバカになってくるような気がする。でも、このWINDOWS、ちょっと問題があるのだ。それはまたのちほど。。。


 11月20日

 さて改めて家で見たところ、お気に入りに入れておいたアドレスがすべて消えている。一掃されたようだ・・・まあ、ぼちぼち復活させるしかないな、と思いながらマイドキュメントのファイルを何気なく見ると、こちらまで白紙状態だ。ちょっと待てよ・・・メール以外全部消しちゃったの??
 まさかこんなことになるとは思ってなかったので、フロッピーにコピーもとってないし、消えたファイルは永遠に行方不明だろう。
 大して重要なものもなかったとはいえ、ちょっと思い出すのが怖いのでそっと心の奥に封印した。

 どおりで、簡単に説明したらやけに早く電源を切り、自ら車にまで運んでくれたはずだ。早く帰りたいのか?とか思っていたら、やらかしてくれていたのだ。
 あまりのことに、怒る気も失せてあきらめの境地である。
 こんなときにタイ人に文句をいっても、マイペンライで片付けられてしまい全く責任とかはとってくれない。

 「できなかったから、しょうがないんだもーん」
と開き直られるのがおちである。
 しかも10日ほど前には、「日本語にはできない!」と断言してたのに・・・やればできるんやん。
 なんだか腑に落ちないがメールの書きごこちは格段にいいのが、救いである。

 管理人から
 よかったですねえ、メールのデータだけは残ってて。でもこれって上書きインストールしたのかな?ちょっとデータを整理するのが怖かったりする。ところでみいさんから送られてくるメールは、題名だけ英語で中身は日本語だったりする。そしてちょっと前まで文字化け続出で、何が書かれているか分からなかった。どうも日本語版以外のWINDOWSからメールが来ると同じような問題が多いのだが、おそらく本人は気づいていないだろう。だって、自分は読めるのだから。日本語のキャラクターコード、ちゃんと設定しましょうね。


 11月21日

 お客様からよくある質問をまとめていて、バイクの保険にはなんで入ってないんやっけ?とだんなに聞いてみた。お金がもったいないからかと思っていたが、プーケットにはバイクの任意保険がないのだという・・・。
 理由は、車検制度がないため非常に古いバイクでも動けば使っている人が多いことと、バイクの台数自体がとても多く、事故も多いためらしい。
 じゃーもし事故したらどうなるの?ベンツにぶつかったりしたら??と聞いてみたところ、だんなが一言
「いや、まあ・・・やさしい人もいるから」
いや、そうじゃなくて・・・優しくなかったらどうなるんだー??

 結局のところ、金持ちは貧しい人から修理費をとったりしない(いや、とりたくても到底とれない)というのだが。貧富の差が激しい国ならではの発想というか、責任をとるという気持ちが全くない国民性だからか。
 お互い「仕方ない」とすぐにあきらめて納得してしまうのかもしれない。
 やさしいんじゃなくて、泣き寝入りする人もいる、の間違いじゃないんだろうか。

 管理人から
 聞く所に寄ると、タイで車とバイクが事故った場合、一方的に車のせいになるそうで、たとえバイクがぶつかってきても、車側が助けてあげるのだそうだ。ハッキリ言ってくる間を持っている人はそれなりに金持ち&保険に入っているから、と言う事だと思うのだが、だったらもう少し謙虚に走れよ、と言うほどに、危険な走りをかましてくれるバイク達。でも、バイクが人を轢いたらどうするんだろうね?轢かれ損になるケース大、だね。。。


 11月25日

 ロイクラトンの前の日(今年は当日が土曜日のため)幼稚園でクラトン作りをするらしく「材料を持ってきてください」と連絡があった。バナナの葉とあとは飾りのお花である。 
 花は買うとして、バナナはその辺のを切って持っていくらしい。子供と二人で見ていると、だんなは庭のはずれにあるバナナの木の所に行ってがしがしと切り始めた。
 クラトンの台の部分は、バナナの茎の輪切りを使うのだ。知識としては知っていたけど、ほぉ〜こうやってやるのかーと見ていた。葉っぱも適当に破れていないところを切って、真中の葉脈のところから2枚に分ける。それを何枚かまとめてできあがり。

 さすがに慣れたもんだよなーと、手際の良さに見とれていたが、よくよく見るとだんなが使っているのは、私の高級パン切り包丁だった!!おいおい・・・そんなので、バナナの茎を。
 パン切れなくなるやん。
 夕方息子は、かわいいクラトンを持って帰ってきました。

 管理人から
 バンコクではクラトンは発泡スチロール製を使っちゃダメ、と言う話が出ていたのだが、実はこれ、沈まないから回収しやすいという事で、また使ってもいいというお触れが出たそうな。何というご都合主義。やっぱりバナナの葉だけで使ったやつの方が、風情は感じるのだけど、タイ全土で数百万個流れる事を考えると環境にとってどちらがいいのだろうか。水がある所どこでも流すから、回収出来た方がいいんだろうなあ。


 11月27日

 ちょうどお客様が来られていたので、翌日いっしょにロイクラトンに行った。パトンビーチは混雑するので、わざわざカロンビーチまで。どこも混んではいるが、パトンは駐車場が少なすぎる上、停めたら最後今度は出られないからである・・・。
 それほどこの日は、ほぼ全島民が外出する。加えて観光客も大挙して詰め掛けるので、えらい騒ぎなのだ。

 カロンビーチには海の手前に池があり、そこに特設会場が設けられていて、流せるようになっている。これはこれであまり流れがないので流れていかないが、波で戻って来たり転覆したりする海よりはいいと思われてか、人が多い。
 まだ少し時間は早かったが、既に人だかりができていて、お線香に火をつけるためろうそくにまず火をつけたとたん、どこからともなく火を移して欲しい人たちが現れ、きりがない・・・。
 なんで、絶対要るのにライターを持ってこないのか?しかも毎年の恒例行事なのに。さすが「成り行き任せ」のタイ人である。
 人に火をとられている間に、自分のは消えるし線香は燃え尽きるしやっと流せた時はほっとした。来年もいい年でありますように。

 管理人から
 そうか、プーケットではお線香もつけて流すのか。これは初めて知ったなあ。管理人もタバコを吸わないので、ライターを常備していない為その辺の人からをもらってクラトンを流した。タイ語で聞くと日本語で答えられた。それも流ちょうな日本語で。なんだ、この辺で流している人日本人ばっかじゃん。それからクラトンはなるべく遠くまで行ってくれるほどよいので、頑張って水面をバシャバシャたたいた。それを見た隣の日本人が私もと頑張ってやったら落ちそうになっていた。ホントに落ちて周りのクラトンをひっくり返したら恨まれるだろうなあ…。


 11月28日

 そのお客様と観光した時のこと。友達がお猿のいる山を教えてくれたので見に行くことになった。私は前にその友達と見たのだけど、道いっぱいにでてきて木の実を食べたり遊んだりしているのだ。日本猿に似ているが、髪型に特徴がありタイの小学生がよくしている髪型のように整った髪の毛をみんながしている。
 ところが、時間が悪かったのかそのお猿集団には遭遇できず、無駄足に終わった。
 残念がっていると、てっきり次の目的地にむかっているとばかり思っていただんなが「猿いたよー」と。

 そこは、全然違う場所だったが、確かに野生?の猿がいた。
 気を利かせて別の場所に連れてきてくれたらしい。
 道路の脇に小川が流れていて、その奥にマングローブの林がありそこに一団の猿がいた。だんなの話では、水辺にだけ生息する種類らしく、この前見た猿とは髪型も尻尾の長さも違っていた。白人に人気の観光スポットのようだが、こんなとこ知ってるんなら教えろよー。こんなに長く住んでいて、来たのは初めて。お客様以上に感動してしまった。
 実はまだまだ知らないところがプーケットにはたくさんありそうだ。

 管理人から

 さすがはタイで一番大きな島、プーケット。まだまだ秘境は隠されているんですねえ。水辺にしか住まないサル、そんなモノもいるんですね、管理人も初めて知りました。もう5年も住んでいて初めてとは、ダンナさんも連れてきた事があると思いこんでいたのではないのでしょうか、たぶん。。。


 11月29日

 割りと良くあるお菓子で黄色い蒸しパンみたいのがある。
 いつもいく市場では、とうもろこしを丸々ゆがいているお店で売っているのでてっきりとうもろこしでできているのだとばかり思っていたら全然違った。
 「とうもろこしの蒸したお菓子買ってきて」と頼んだところ「はあ??」と通じず、ガイドブックの写真見せたら判明したのだ。
「これは、とうもろこしじゃない!」「だって、ゆでとうもろこしのお店に売ってたから・・・」「ばーか」(なんでやねん)
 たまたま店に置いてただけらしい。
 で正解はというと、ある種のやしの実からできているという。
 「ええっ!?マプラオ??」と驚く私に「(その)マプラオじゃない。ほら、あそこに見えてるでしょう」と窓からはるかむこうを指差すだんな。見えないって・・・。
 双眼鏡で見たところ、普通の椰子の木とはちょっとちがう、でもまあよく見かける木だった。
 タイ人には常識らしいのだが、日本にはそんな木もないし、あったとしてもこんなお菓子は作ってないんやって!!
 ばかなんじゃなく、常識の範囲が極端に違うのだということをわかってもらいたい・・・。

 管理人から
 日タイ文化の違いが云々というのは当然として、特に食文化の違いは愕然とするほどである。日本人はタイ人が思いもしないものを食べるし、タイ人は日本人が思いもしないものを食べる。もちろんそれがそれぞれの国にないものである事もあるが、両方にあったとしても全く食べ方が違うことがある。特に珍味系は、お互いに完全にずれているので、お互いを気色の悪い民族だと勘違いさせてくれるに十分なモノになってしまう。生で魚を食べる事自体、、、おかしいって思われるのは仕方ない事かもしれない。


 11月30日

 うちの隣は、建売住宅で白人のご主人とタイ人奥夫婦が住んでいる。なぜか、買ってすぐから増築を始めたので不思議に思っていたところベランダをでかくして、そこにプールを作っていたのだ。海を眺めながら自宅でプール、南国の醍醐味であろう。
 で、その隣に新築の家が建設中であるが、なんか間取りがおかしい気がして見ていたら、そこも海側にどうもプールがあるらしい。
 施工主は知り合いで、タイ人の奥さんと白人だんなのカップルである。
 二組ともかなりお金持ちなのも確かだが、この共通の発想は一体なんなのだろう。

 我が家は土地も造成されていない、山に木が生え放題という状態で買ったので、間取りを検討する時間は充分合った。が、海がベランダから見えることはあらかじめ知っていたのに、「そこにプールを作る」という案は全く浮かばなかった。そのため、隣で造ってるのを見て「なんて斬新な発想だろうか」とかなり新鮮に思ったものである。
 それなのに・・・白人さんには、わりと普通の感覚だったのだろうか?
 私もだんなも周りのタイ人も、誰一人としてそんなことを冗談にでも思いついた人はいなかったところに、アジア人の限界を感じた。

 管理人から
 いいですねえ、自宅にプール。管理人のアパートにもプールはついているが、引っ越してきて早1年、いまだに1度しか入った事がない。でももしも管理人がが海に面している所に作るとしたら、プールじゃなくてジャグジーを作りたい。そこで夕日を見ながらビールを飲むのだ。が、その夢が実現する日は果たしてくるのか?ゴルフ場の中に住む方がまだ現実的な気がする。。。