10月1日

 旦那に実家に行ったら、お義父さんは徐々に回復しつつあるようでぼちぼち歩いたり出来るようになっていた。結局、脳に関する病気だったらしいのだが、例のお化けが憑りついたとかいう話は、なんだったのか?
 で、まあよかったねーといっていたら、お姉さんが来て「パソコン買ったけど、ネットにつなげないから、見て」という。見にいったら、案の定買ったままでまだプロバイダに登録してもいなかった。
 というか、プロバイダが必要な事すら分かっていなかった・・・。
 一応説明しておいたが、ほんとにわかったかどうか。

 そして、すごく気になったのが、そのパソコンがウインドウズではなかったことだ。もちろん、ネットスケープだったというおちではない。なんかわからんが、タイのブラウザなのである。はっきりいって、そんなブラウザが入っているパソコンを始めて見た。メニューとかもすべてタイ語表示で、タイの企業のロゴがいくつか入っている。こんなのあるんだー、と思ったが、これでは使い方がさっぱりわからない・・・。
 今後プロバイダに登録できたとして、絶対に設定の仕方とか聞かれそうでこわい。タイ語読める店の人が、ちゃんと教えてやってくれ、と思う。

 管理人から
 このPCはたぶん政府主導でPCを普及させるために出た、格安PCだと思う。まあご存じの通り、パイレーツ版天国のタイでは普通にPCを買うとコピーのWINDOWSが付いてくるのだが、さすがに政府の肝いりで売るモノをそういう形には出来ないらしく、無料のタイ語版LINUXをOSにしているのだ。おかげでタイでは数字上LINUXの普及率が高くなっている。が、実際にはこの後ほとんどの人がWINDOWSに入れ替えているんだけどね。。。


 10月4日

 ホテルで働いている友達から聞いた話。
 お客さんの日本人にいろいろ質問されることが多いらしく、たまに内容を確認がてら教えてくれる。先日は
「トゥクトゥクって、色によって違いがあるんですか?」
だったそうだ。これ、私には「はあ?」って感じなのだが、旅行者の方には素朴な疑問のようである。
 プーケットのトゥクトゥクは、基本的に赤が多い。70%は赤だと思う。で、それ以外に青、黄色、白などちょっと個性を主張したい人が別の色にしている。まあ、赤が一番目立つから、というのが大元だろうが、あまりに数が増えすぎて逆に目立たなくなりつつある。
 お客様が聞きたかったのは、「色によって値段が違うのか?」ということだったらしいが、もちろん違わない。

 ちなみに、うちは中古なので前の持ち主の趣味でメタリックブルーである。
 色が違うから、売り上げが良いかというと特にそうでもない。
 所定の客待ち場が決められていて、先着順になっているからだ。むしろ、でかい音でステレオをがんがん鳴らしていると、白人の若者が「オー、クール!」とかいって、乗りたがることがあるそうだ。(あくまで旦那談)
 友達には「今度聞かれたら『青いトゥクトゥクは、日本人優先車ですので青い車にお乗り下さい』って、いっといて」といっておいた。

 管理人から
 プーケットのトゥクトゥクとバンコクのそれは実は形が違う。と言う事実にずっと気づかなかった管理人。そう、管理人になじみの深いバンコクのモノは三輪なのに対し、プーケットのモノは四輪なのだそうだ。う〜、トゥクトゥクってそんなにメーカーあったっけ?と言うか、何で違うのか知っている人がいたら教えて〜。


 10月6日

 雨季には激しい雨が降るプーケットでは、よく山が崩れたり溝が砂で埋まってしまったりする。先週から、たまに通る道を何回か通る機会があり、いつも溝掃除の人夫がいるなーと見ていた。大体道の両端に溝があり、道幅確保のためにか上はふたになっている。ところどころ鉄の格子になっていて、雨水が流れ込むしくみだ。その格子部分は50cm間隔ぐらいで設けられているのが、一斉に外されてその穴にスコップを持った作業員が一人ずつ、上半身を覗かせている。みんな、おそろいのTシャツと帽子。なんとなく、へらへらとしながらもせっせと働いている。
「タイは人件費が安いから、人海戦術なんだなあ〜」
などと思いながら眺めていた。

 それにしても、常に20人以上いるような・・・いつ見てもやってるし効率悪そう、と思ってだんなに
 「この人たちって、市役所のバイトかなにか?暑いのに大変だね」と聞いてみたら「何言ってるの?犯罪者だよ」と。
 刑務所に入ってる人が、更正のためにやらされている作業なのだそうだ。
 私は、暑いのに偉いなあ、と思ってけっこうじっと見てしまってたのだが相手にしたら<刑務所のロゴが入ったTシャツを着て>作業してたわけで恥ずかしかったのだろうか。どうりで、目が合ったらなんとも複雑な照れ笑いの様な表情を浮かべていたはずだ。
 こっちは、ロゴなんて知らないし読めないので、市役所が作ったお揃いのを着ているのかと思って、むしろかわいいとさえ思っていたのだった。

 管理人から
 バンコクでも働いているのかなあ、彼らは。さすがにバンコクでは逃げられそうだから、やらないかな。まさに懲役と言った感じですが、何かノホホ〜ンとしているのが日本とはかなり違うようですね。でもホントに脱走する人いないのかな?と思いませんか、みなさん。


 10月7日

 毎度おなじみの、虫ネタである。
 今うちでは、かたつむりが大量発生している・・・。何度も言うようにわたしは、虫が嫌い、がプーケットに住みはじめた頃は、意外に虫が少ないなという印象があった。
 日本の家でも夏場は蚊が多かったし、それに比べればこの自然環境でこれぐらいとは思わなかった。たぶんそれなりに天敵も生息していてバランスが取れているのだろう、と感じていた。その思いは、例のマレーンマオに無残にも打ち砕かれることとなるのだが。

 で、ここではなぜか、虫類は一気に襲ってくるようだ。かたつむりなんて梅雨の時にたまに見るぐらいのものが、家中の壁にでろでろとはり付いているのは、かなり気色悪い。3階のベランダにまでいる、ひたすら登ってきたのだろうか。
 そういえば先月は、蚊ぐらいの大きさの黒い虫が毎晩異常に発生していた。
 タイ人の旦那も「なにこれ?こんなことはじめて」と驚いていたほどで、2週間ぐらい続いたが、毎朝ベランダや外回りの階段はびっしりと死骸で覆われ、黒々としていた。が、この虫はうざいだけで、襲ってこないので淡々とかたずけた。きっとだんながいつも感じているのは、これぐらいの感覚なんだろうなーと思いながら。

 管理人から
 管理人もみいさんに負けないほど虫が嫌い。自然は好きなのだが、虫は嫌い、こういう人って多いと思う。虫から見たら人間の方がよほど化け物であって、恐怖の対象であろうモノを、なぜに自分の爪ほどのやつにビビらなければならないのであろう。。。しかし、それも慣れらしく、最近ゴキブリを見ても「さほど」驚かなくなった。これは管理人にとっては「進化」である、と思う…。


 10月9日

 タイに住んでいるとタイ語の堪能な日本人や日本語の堪能なタイ人と出会う機会が多い。どちらも仕事に活かされていたりして、とてもかっこいい。が、自分はというと何年いてもさっぱり上達せず、子供にまであっという間に抜かされてしまう始末・・・。
 そりゃー、幼稚園で朝から夕方まで一日8時間近くタイ語漬けなんだからと思いつつも、自分を省みてみると一日30分もタイ語と接していない。
 タイ人の知り合いはほとんど日本語がわかる人ばかりだし、英語のできる人も多い。テレビでは、必ずどこかのチャンネルで日本語の番組をやっているので、タイ語の番組はめったに見ない。
 たまに息子の宿題をいっしょにしたり、タイ語と英語の本を読んだりする程度だ。出かける時は、だんながいるのでタイ語を話す機会もほとんどない。

 かつて英語が話せるようになりたくて、「アメリカに1年もいれば、私でも話せるようになる」なんて思っていたものだが、つくづく語学は本人のやる気次第だと思う。
 あと言えるのは、性格。明るく社交的な人は、話題も豊富で誰とでもすぐ話せるので上達も早いのだろう。私は例え日本語でも、良く知らない人と話すのは苦手だし電話なんて知り合いにかけるにも緊張する・・・。
 なにを話したらいいのやら、なんて思っているようでは、タイ語もうまくはならないよなあ。

 管理人から
 タイ語を覚える条件、一に好奇心、二に記憶力、三に耳の良さではないかと思う。興味がなければタイにいたってタイ語なんて絶対覚えられない。英語を結構話せる日本人、かなりいると思うが、タイ語を結構話せる(聴いていてうまいなと思うレベル)の人は、ほとんどいない。。。だいたい、話せても読み書き出来ない人の多いことよ。読み書きの方が数段簡単なのに。。。


 10月12日

 旦那に実家に行ったら、お義父さんは徐々に回復しつつあるようでぼちぼち歩いたり出来るようになっていた。結局、脳に関する病気だったらしいのだが、例のお化けが憑りついたとかいう話は、なんだったのか?
 で、まあよかったねーといっていたら、お姉さんが来て「パソコン買ったけど、ネットにつなげないから、見て」という。
 見にいったら、案の定買ったままでまだプロバイダに登録してもいなかった。
 というか、プロバイダが必要な事すら分かっていなかった・・・。

 
一応説明しておいたが、ほんとにわかったかどうか。

 そして、すごく気になったのが、そのパソコンがウインドウズではなかったことだ。もちろん、ネットスケープだったというおちではない。なんかわからんが、タイのブラウザなのである。
 はっきりいって、そんなブラウザが入っているパソコンを始めて見た。
 メニューとかもすべてタイ語表示で、タイの企業のロゴがいくつか入っている。こんなのあるんだー、と思ったが、これでは使い方がさっぱりわからない・・・。
 今後プロバイダに登録できたとして、絶対に設定の仕方とか聞かれそうでこわい。タイ語読める店の人が、ちゃんと教えてやってくれ、と思う。

 管理人から
 このPCはたぶん政府主導でPCを普及させるために出た、格安PCだと思う。まあご存じの通り、パイレーツ版天国のタイでは普通にPCを買うとコピーのWINDOWSが付いてくるのだが、さすがに政府の肝いりで売るモノをそういう形には出来ないらしく、無料のタイ語版LINUXをOSにしているのだ。おかげでタイでは数字上LINUXの普及率が高くなっている。が、実際にはこの後ほとんどの人がWINDOWSに入れ替えているんだけどね。。。


 10月13日

 ホテルで働いている友達から聞いた話。
 お客さんの日本人にいろいろ質問されることが多いらしく、たまに内容を確認がてら教えてくれる。先日は「トゥクトゥクって、色によって違いがあるんですか?」だったそうだ。
 これ、私には「はあ?」って感じなのだが、旅行者の方には素朴な疑問のようである。
 プーケットのトゥクトゥクは、基本的に赤が多い。70%は赤だと思う。
 で、それ以外に青、黄色、白などちょっと個性を主張したい人が別の色にしている。まあ、赤が一番目立つから、というのが大元だろうが、あまりに数が増えすぎて逆に目立たなくなりつつある。
 お客様が聞きたかったのは、「色によって値段が違うのか?」ということだったらしいが、もちろん違わない。

 ちなみに、うちは中古なので前の持ち主の趣味でメタリックブルーである。
 色が違うから、売り上げが良いかというと特にそうでもない。 
 所定の客待ち場が決められていて、先着順になっているからだ。
 むしろ、でかい音でステレオをがんがん鳴らしていると、白人の若者が「オー、クール!」とかいって、乗りたがることがあるそうだ。(あくまで旦那談)
 友達には「今度聞かれたら『青いトゥクトゥクは、日本人優先車ですので青い車にお乗り下さい』って、いっといて」といっておいた。

 管理人から
 プーケットのトゥクトゥクとバンコクのそれは実は形が違う。と言う事実にずっと気づかなかった管理人。そう、管理人になじみの深いバンコクのモノは三輪なのに対し、プーケットのモノは四輪なのだそうだ。う〜、トゥクトゥクってそんなにメーカーあったっけ?と言うか、何で違うのか知っている人がいたら教えて〜。


 10月15日

 雨季には激しい雨が降るプーケットでは、よく山が崩れたり溝が砂で埋まってしまったりする。先週から、たまに通る道を何回か通る機会があり、いつも溝掃除の人夫がいるなーと見ていた。大体道の両端に溝があり、道幅確保のためにか上はふたになっている。ところどころ鉄の格子になっていて、雨水が流れ込むしくみだ。その格子部分は50cm間隔ぐらいで設けられているのが、一斉に外されてその穴にスコップを持った作業員が一人ずつ、上半身を覗かせている。みんな、おそろいのTシャツと帽子。なんとなく、へらへらとしながらもせっせと働いている。
 「タイは人件費が安いから、人海戦術なんだなあ〜」などと思いながら眺めていた。

 それにしても、常に20人以上いるような・・・いつ見てもやってるし効率悪そう、と思ってだんなに「この人たちって、市役所のバイトかなにか?暑いのに大変だね」と聞いてみたら「何言ってるの?犯罪者だよ」と。
 刑務所に入ってる人が、更正のためにやらされている作業なのだそうだ。私は、暑いのに偉いなあ、と思ってけっこうじっと見てしまってたのだが相手にしたら<刑務所のロゴが入ったTシャツを着て>作業してたわけで恥ずかしかったのだろうか。どうりで、目が合ったらなんとも複雑な照れ笑いの様な表情を浮かべていたはずだ。
 こっちは、ロゴなんて知らないし読めないので、市役所が作ったお揃いのを着ているのかと思って、むしろかわいいとさえ思っていたのだった。

 管理人から
 バンコクでも働いているのかなあ、彼らは。さすがにバンコクでは逃げられそうだから、やらないかな。まさに懲役と言った感じですが、何かノホホ〜ンとしているのが日本とはかなり違うようですね。でもホントに脱走する人いないのかな?と思いませんか、みなさん。


 10月18日

 毎度おなじみの、虫ネタである。
 今うちでは、かたつむりが大量発生している・・・。何度も言うようにわたしは、虫が嫌い、がプーケットに住みはじめた頃は、意外に虫が少ないなという印象があった。
 日本の家でも夏場は蚊が多かったし、それに比べればこの自然環境でこれぐらいとは思わなかった。たぶんそれなりに天敵も生息していてバランスが取れているのだろう、と感じていた。
 その思いは、例のマレーンマオに無残にも打ち砕かれることとなるのだが。

 で、ここではなぜか、虫類は一気に襲ってくるようだ。かたつむりなんて梅雨の時にたまに見るぐらいのものが、家中の壁にでろでろとはり付いているのは、かなり気色悪い。3階のベランダにまでいる、ひたすら登ってきたのだろうか。
 そういえば先月は、蚊ぐらいの大きさの黒い虫が毎晩異常に発生していた。
 タイ人の旦那も「なにこれ?こんなことはじめて」と驚いていたほどで、2週間ぐらい続いたが、毎朝ベランダや外回りの階段はびっしりと死骸で覆われ、黒々としていた。が、この虫はうざいだけで、襲ってこないので淡々とかたずけた。きっとだんながいつも感じているのは、これぐらいの感覚なんだろうなーと思いながら。

 管理人から
 管理人もみいさんに負けないほど虫が嫌い。自然は好きなのだが、虫は嫌い、こういう人って多いと思う。虫から見たら人間の方がよほど化け物であって、恐怖の対象であろうモノを、なぜに自分の爪ほどのやつにビビらなければならないのであろう。。。しかし、それも慣れらしく、最近ゴキブリを見ても「さほど」驚かなくなった。これは管理人にとっては「進化」である、と思う…。


 10月20日

 タイに住んでいるとタイ語の堪能な日本人や日本語の堪能なタイ人と出会う機会が多い。どちらも仕事に活かされていたりして、とてもかっこいい。が、自分はというと何年いてもさっぱり上達せず、子供にまであっという間に抜かされてしまう始末・・・。
 そりゃー、幼稚園で朝から夕方まで一日8時間近くタイ語漬けなんだからと思いつつも、自分を省みてみると一日30分もタイ語と接していない。
 タイ人の知り合いはほとんど日本語がわかる人ばかりだし、英語のできる人も多い。テレビでは、必ずどこかのチャンネルで日本語の番組をやっているので、タイ語の番組はめったに見ない。
 たまに息子の宿題をいっしょにしたり、タイ語と英語の本を読んだりする程度だ。出かける時は、だんながいるのでタイ語を話す機会もほとんどない。

 かつて英語が話せるようになりたくて、「アメリカに1年もいれば、私でも話せるようになる」なんて思っていたものだが、つくづく語学は本人のやる気次第だと思う。
 あと言えるのは、性格。明るく社交的な人は、話題も豊富で誰とでもすぐ話せるので上達も早いのだろう。私は例え日本語でも、良く知らない人と話すのは苦手だし電話なんて知り合いにかけるにも緊張する・・・。
 なにを話したらいいのやら、なんて思っているようでは、タイ語もうまくはならないよなあ。

 管理人から
 タイ語を覚える条件、一に好奇心、二に記憶力、三に耳の良さではないかと思う。興味がなければタイにいたってタイ語なんて絶対覚えられない。英語を結構話せる日本人、かなりいると思うが、タイ語を結構話せる(聴いていてうまいなと思うレベル)の人は、ほとんどいない。。。だいたい、話せても読み書き出来ない人の多いことよ。読み書きの方が数段簡単なのに。。。


 10月21日

 パソコンの調子が悪くしばらく遠ざかっていたら、ギンチェーが終わってしまった。(メルマガは幸い書きためてあったので、発行されていたが)毎年特にパレードを見に行くわけでもなく、ベジタリアンフードを食べるのが楽しみという程度だが、今年はパレードを見てしまった。
 別に見たくなかったのに・・・。

 朝幼稚園にいきしなに、車が渋滞。のろのろ進んでいると、息子が
「おかあさんっ!あれは!なに?」
 そこには、例の顔に太い鉄の棒やなんやらを串刺しした一団が、パレードの準備中のようで沿道に集まっていた・・・。
 そして彼らを一目見ようと、集まる白装束の島民達、カメラを構える白人観光客などで、ごったがえしている。
 見たくなくても車はなかなか進まず、否が応でも見せ付けられる。
 かなり苦しい時間であった。
 ただ、見慣れてしまってるからか、意外にも異様さはない。
 スプラッターでもない、ある意味淡々とした修行の行事なのであった。

 管理人から
 修行の行事、だったんですか?あれ。管理人はてっきり大道芸人ショーのパフォーマンスだと思ってました…。あれと戦えるのは電撃ネットワークだと思っていた管理人はかなりお馬鹿だったわけですね。そういえば、このイベントって、白人にはかなり有名ですが、日本人にはさほど有名じゃないですよね。なんでだろ?


 10月22日

 以前にも書いた「よくガソリンがなくなるガソリンスタンド」が売りに出ていたそうである。
 バンコクの人が買ったようだが、なんとたったの250万バーツという破格の売り値であった。
 パトンの中心から少し離れてるとはいえ、海まで歩いても15分ぐらい抜群の立地である。しかも、パトンでひとつしかないから、商売繁盛は間違いない。
 土地だけでもその値段なら、買いなのに、スタンドの施設さらには店の従業員までその価格には含まれていたという。つまり、会社ごと売られたのである。会社の権利から経営まで、買ったその日から営業できトップが変わっただけ、という形らしい。

 タイではよくあることなのか知らないが、家なんか建ててる場合ではなかった。
 貯金を置いておいて、ちょっと借りれば軽く買えた金額である。
 買うだけなら・・・。
 これで経営がうまくいけば、優雅に暮らせるだろうが、きっとだんなには無理だろう。重責過ぎて混乱するか、従業員になめられるかに違いない。結局親戚とかがしゃしゃりでてきて、いいようにされてしまう気がする。
 つい日本の金銭感覚で、お金さえあれば何でもできるような気がしてしまうが、冷静に考えれば日本でできないことが異国でできるはずないのであった。

 管理人から
 この値段なら、そう思った読者は多いはず。でも、実際にはかなり難しい商売だと思う。なぜって?それはみいさんが書いているとおりのこと。つまりダンナさんもみいさんも経験がないから。そこで働いている従業員にいいようにされるか、見知らぬ親戚にいいようにされるのが関の山なことが多い。タイで商売をしたいとお考えの方、もしやるのであれば、日本で経験のある商売をすることを薦めますよ。タイだから出来る、なんてことはあまり、、、ないのです。


 10月24日

 この前しばらくぶりにビッグCに行ったら、ずいぶん前からの知り合いにばったりあった。となりには赤ちゃんを抱いた、美人のどう見ても日本人と思われる奥さんが。
 特に話しもせず、挨拶だけで別れたが、彼は実は私がだんなと付き合うきっかけを作ってくれた人であった。これは、だんなも知らない事実である。

 今を去ること8年前、3回目のプーケット旅行に来た時、既に彼とは顔見知りだった。だんなとも顔見知りだったが、彼らのことは、怪しいビーチボーイとしか思ってなくて、話はするがたかられたりしないようにしよう、と警戒しつつ付き合っていた。
 だんなは、あれこれと世話を焼いてくれていたが、金目当てとしかおもえず軽くあしらっていたのだった。そんな時、彼Tさんがなんか急に改まった感じで「ここだけの話なんだけど」といってきた。(だんなは、客引きに行っていた)

「彼(だんな)のことは、どう思ってるの?」
「えー、友達」
「彼はあなたがくるのをずっと待ってたんだよ!」
「またまたぁ〜、日本人の彼女何人もいるんでしょ」
「いや、今はいないんだ」
「でもねー、私なんかすぐ、帰っちゃうし」
「また来たらいいでしょ」
「うーん、また来るかわからないし。私遊ばれたり騙されたりするのいやなんだ」
「彼は、いいやつだよ。僕のマブダチなんだ。この前あなたが来た時『また来るね』っていってたから、それから『来るかな来るかな』ってずっと待ってたよ」
「・・そ、そう?」
「ここ4〜5日天気が悪くて彼はビーチに来てなかったんだけど、今日来たらあなたが来て、すごい喜んでたよ」
「ふーん」
「僕もさー、待ってた人ってあなただったんだって思って。気が向いたら、つきあってやってよ。ほんと悪いやつじゃないから」

 ちなみに、この会話はすべて日本語であった。
 いつも冗談ばっかりいってるTが、やけに真面目に語ってたのでなんだか説得力がありだんなに対する見方がちょっとだけ変わった。

 その後まあ、いろいろあって、数年後に結婚することになるのだが、たぶん彼とのあの会話がなかったら、つきあうことはなかっただろうと思う。
 「僕なんかは、まあ、遊んでるけど、彼は真面目だからさー」
と真剣に言ってたTは、きっと友達おもいのいいヤツだったんだろう。
 当時からの知り合い8人のうち、彼を含む6人は奥さんが日本人である。
 あとのふたりも日本人と婚約中である。
 彼が、日本人の奥さんといるのを見て、結局全員日本人とくっついちゃったんだなあーと思っていて、ふとそういえば、こんなこともあったんだと思い出した。男の友情を感じたので、だんなには話していない。

 管理人から
 こういう風にして付き合う人って多いと思う。相手の言葉よりも相手の知り合いの言葉とか、自分の友達の言葉の方が信じやすいし。で、結果としてこの彼の友達がすべて日本人と付き合って、今でも続いているということはかなりスゴいことだと思う。管理人も男の友情は大事にしておこうと堅く心に誓った。。。


 10月25日

 さっきメールチェックをした後、HPを見ようとしたらお気に入りの欄がなんか妙である。最初なにが起こったかさっぱりわからなかった。
 今使っているのは、タイ語ウインドウズというやつで画面表示は英語である。が、ヘルプを使おうとするとタイ語で出てくるのでどうしようもない。
 タイ人用だから、しょうがないが・・・。
 そこに日本語フォントをいれて、読み書きが日本語でできるようにしているわけだが、お気に入りにURLを入れると英語で表示される。そこには、日本語が使えないのである。かなり不便というか、みにくいが日本語ウインドウズではないのだからしょうがないだろう。だが、そこがいつのまにかABC順に並べ替えられていたのである!

 誰がやった・・・って自分しか使っていない。私はやってない!のでコンピューターが気を利かせてくれたのだろうか?
 しかし、余計なことを〜。ただでさえ、わかりにくいのにすべての項目をABCと数字順になので、もうわけわからん・・・。
 タイ関係のページとか、ゲームのページとか分けてたのにー。
 どこを押したらこうなったのかわかってないだけに、元に戻してもまたなりそうで嫌である。買った店の人とか、絶対使い方知らなさそうだし。

 管理人から
 タイや英語のWINDOWSを使っている人は、HPを見るのに苦労している人が多い。特にみいさんはPC初心者なので、設定方法にとまどっている。で、管理人の所に「どうすればいいですか〜?」と電話が来るのだが、その症状を見たことがないので管理人には答えようがない。一番簡単な方法は、英語版でもいいのでXPを使う、って言いたいのですが、こういう答えはダメでしょうか…。


 10月26日

 「これ、聞いて見て」とだんながうれしそうにCDをくれた。
 日本語の歌だというのでさっそくかけてみる。
 日本の歌なんて最近の流行りは知らないし、知ってる歌ではないだろうと思ったが・・・なんだかかなりわけわからん曲だった。もちろん始めて聞く曲なのだが、例えるなら某番組の「癒し系ミュージシャン」の曲っぽいというのか・・・。
 若い人の好みはわからんなあーと思いながら、最後まで聞かず聞くのをやめた。しばらくして、だんなが帰ってきて「どうだった?」というので「知らない歌だし、好きな感じじゃなかった」というと「日本人の男と女がくれたの。自分たちが作ったんだって」と。
 はあ??である。

 話しをよく聞いても訳が分からなかったのだが、どうもデモCD?を配りまくっていたらしい。近くにいた人は、みんなもらったんだそうだ。
 てっきり誰かのCDを自分でコピーしたものだと思っていたのだが・・・いったい何なんだろう? なぜ、わざわざプーケットに持ってきて配る??
 なんでもあげたら喜ぶとでも思っているのか?

 
そういえば、前にビーチで「奥さん、日本人なんだー!じゃー、これあげて」と”履きふるしたサンダル”をだんなに持たせてくださった女の子もいた。
 おまえらあほか〜、だんなもなんでも喜んでもらってくんなー!!

 管理人から
 え?バンコクならともかく、プーケットでデモCDですか?日本で作ったモノをおみやげに持ってきたのか、タイで売りたいと思っているのか、ちょっとわからないですねえ。最近タイの音楽界では日本人が入ったユニットがちらほら出てきてますし、そういう所に売り込みたいのかなあ。そういえば、今度日本でブライオニーがCDデビューするんですよね。もしもこれがタイ語だったら、、、スゴいことですよ、マジで。<求む情報  <結局英語版でした!


 10月27日

 買い物に行って大量に日曜雑貨を買うと、LOTUSやビッグCでは日本と同じようにレシートをくれる。商品はバーコードで管理されているのだが、たまに値段が間違っていたりすることがあった。またタイ語で商品名が出ているので、何を買ったか後でよくわからなくなってしまうこともあり、習慣としてレシートチェックをしている。
 値段と見比べて、タイ語の横に日本語で商品名の覚え書きを書いていくわけだが、かなりこれはタイ語の読みのトレーニングになる。
 だいたいいつも、まとめ買いするので30〜50品目ぐらいが書かれた長いレシートになる。それを、商品の山と見比べながら、カンで値段と書かれているタイ語の商品名でどれがどれか、見極める。
 パズルのようでなかなか楽しい。

 よく買うものは、大体の値段やタイ語を覚えているので問題無いが、買ってる最中にだんなが横から「これも!」と投げ込んだ物に関しては、最後まで悩むことが多い。
 今回も9Bという安さなのに、いったいなんなのか、悩みまくったものがあった。そんなものを買った覚えがないし、商品も手元になくどうしても何を買ったのか見当が付かない。
 タイ語では「ナム・なんとか」とかいてあるので、液体のようである。
 気になるので、辞書を引いたらその「なんとか」とは、「鉱石」とでた。
 「鉱石水・・・」ただの、ミネラルウォーターやんか・・・。
 だんなが、車の中で飲み干し現物はないのであった。

 管理人から
 タイ語を勉強する手段として、こういうのもアリですねえ。管理人は車の運転中に看板や標識を読んだり、タイ語カラオケでタイ語を勉強したものです。やっぱりなれてくると、最初の数文字を見ただけでそれが何かわかるようになってくるので、継続は力なり、と言うことをひしひしと感じます。でも、読めてもたいして書けないんだよなあ、問題は。。。


 10月28日

 雨の中、よく行く食堂に朝ご飯を食べに行った。
 傘をさしながら、足元が濡れないように歩いていると!突然視界に入って来たのは、かなり大きななんだろう?近づいて良く見るとねずみの死骸!!だった。
 近づいてしまったため「ひぇ〜」となんともいえない悲鳴が思わず口から出てしまい、一瞬立ち止まった。
 その私の横を小学校の制服を着た女の子が、通り過ぎていく。あっ、と思ったがもうその子はかなり側まで来ていた。そして・・・ひょいっとまるで石ころでもまたぐように、よけるでもなく騒ぐでもなくなにもなかったように死骸をまたいで、お店に入っていった。

 私の小学校は山の中にあったので、通学路にたまに動物の死体があったりした。そんなとき、どきどきしたり、友達といっしょだったら、こわいもの見たさで遠巻きに眺めてみたりしたものだった。
 タイ人は、見慣れているのだろうか?
 全然、一瞥もしなかった、まるでふつうのごみかなんかのようだった。

 
下を見てなくて気づかなかったのかもしれないけど、だんなも側のお店の人も誰一人気にしていなかったのが印象的だった。そういえば、前に道で放牧している水牛の群れに出くわしたことがある。息子を連れて散歩中だった私は固まったが、あとからきた若いお姉ちゃんは大きな水牛の脇を自分の進路を変更することなく、真っ直ぐに歩いていった。
 すごいかも、プーケットのタイ人。

 管理人から
 たしかに普段から死体に見慣れている国民性がこの辺に出ているのかもしれない。交通事故した犬の死体はそこら辺にゴロゴロしているし、人間の死体さえもテレビや新聞の一面でノーカットで映される国である。放っておけば掃除のおばちゃんが掃除してくれるとでも思っているのだろう。ネズミの死体、、、管理人もそこにいたら、声にならない声を出していただろうと思うと、まだまだ日本人なんだなあと実感するなあ。。。


 10月29日

 プーケットに来て数年間、私はなぞのストレスにさらされて来た。
 よその国に来て、言葉の問題や考え方の違い、だんなとの行き違いなど原因はたくさんあっただろうが、長い間うつっぽい状態が続いた。
 タイ料理も毎日食べていれば飽きるし、行きたいところもない。当時は買い物をするところもOCEANという品揃えの悪いスーパーか、ロビンソンデパートしかなかった。(これはこれで、高くて買えない)
 気が滅入ると海にいってぼーっとしていたが、日本から来た観光客が楽しそうにナンパされているのを見て、旅行に来てる方が楽しいよなーと思ったりした。
 なんで、いつも落ち込んでるんだろう、と考えた時長い間思いっきり笑っていないことに気づいた。

 テレビを見てもタイの番組しか(当時は)なかったので、言葉も分からずタイのお笑い番組も見てるだけでは全然面白くない。子どもはまだ話すこともできなかったので、毎日ひとりでずーっと黙っていたのだった。
 だんなの日本語もギャグをかませるほど上手ではなく、楽しい会話なんて長いことしてなかったのだ。
(つづく)

 管理人から
 タイに限らず、海外にいるとノスタルジックになったり、思いにふけることが多い。友達もなかなか出来ないことも多いし、生活習慣も変わってしまう。みいさんのようにうつ気味になる人もかなり多い。何かきっかけがあればいいのだが、結婚や仕事などで来てしまった場合、特にそうなる傾向がある。気をつけていないと自分がおかしくなっていることにさえ気がつかない人もいるので、海外で暮らす難しさも十分に考えてから移住した方が良いですよ、皆さん。


 10月30日

 子どもの成長にしたがって、日本人の友達も増え、楽しい話を聞いたりしていまでは、そんなに落ち込むこともなくなった。
 インターネットを通じて、同じ環境の人やタイ好きな人、気が合う人などと交流も広がりあの頃がうそのように思えることもある。だけど、当時は常になにか問題を抱えていて、ひとりで悶々として体調までおかしくなっていつも精神的に緊張していた。
 笑いというのは、軽く見られるようで実はとっても大事なものだと思う。

 息子が、覚えたての言葉で変な日本語を話し、それに大笑いしたり、ネットで失敗談ばかりのホームページを見つけて、お腹がよじれるほど笑ったりして、やっと苦しさの堂々巡りから抜け出せたような気がした。
 
 今では、やばくなったときは、努めてお笑い系のビデオを見たりして、笑うようにしている。
 ネットで検索すれば、楽しいホームページもたくさんあるし、今は本当に便利になったなあと思う。もし、ここにくるのがあと5年ぐらい早かったら私は今、もうここにはいれなかったかも。
 日本で仕事をしてるときは、南の島でぼーっとしたかったが、どこにいてもそれなりにストレスが溜まることもあるのだ。

 管理人から
 管理人自体、もしもネットがここまで普及しなかったら海外で暮らしたかさえわからない。おそらく頻繁に来ることはあっても、住むことはなかっただろう。仕事もネットがあるから出来る部分も多いし、情報もリアルタイムで入ってくる。メールは一日に返事が出来ないくらい来るし、疎外感を感じなくてすむ。やっぱり疎外感と孤独というのは、あまり身体に良いものではないと思う。あまり自分がしたいことが出来ないと身体がおかしくなるのも事実。ホントネットには感謝している。。。


 10月31日

 まこさんも車のコラムに書かれていたが、子どもは親の言葉を覚えるものである。うちの子はそれに テレビが加わるので大変なことになっている。
 語彙が変、なのである。
 まず、仮面ライダーが最近ずっと放映されているので「改造人間」という言葉を覚えた。他にもっと大事な言葉があるだろうに、「おのれ」「貴様」「こしゃくな」「殺してやる」・・・そして、自分のことは「俺」。仮面ライダーがそういっているからである。

 「本郷猛、一文字隼人、風見四郎」といい、「ヒトデンジャー」(怪人)「死神博士」等、語彙があまりに偏りすぎ・・・。
 初代仮面ライダーから、今やってるV3までの主題歌をすべて完璧に歌える。
 また、日本でうっかりウルトラマンの主題歌集のビデオを買ってしまった為、こちらも初代からコスモスまでメドレーで歌える。
 マニアックすぎて今度日本に行っても、友達の子どもと話、合わなさそうで心配である。

 管理人から
 タイに住んでいる日本人、同じようにタイ語のボキャブラリーが偏っている。だいたいタイ語をまじまじと勉強した人は少ないので、いつも聞く言葉しか覚えていない。食事に関わるか、仕事に関わるか、そして恋愛に関わるか、だいたいこの辺の言葉が言葉のメインになる。だいたい言葉を異性から学ぶことが多いので、結局男言葉と女言葉が逆になる人もいる。おかげで日本人の男のタイ語のしゃべり方は、かわいいとか、子供みたい、と言われるのだ。。。
 そうそう、みいさん、息子さんに時代劇を見せたらどうなるのかなあ。もちろん殺陣の多いやつ。「おぬしも悪よの〜」とか言われたらショック?