プーケットの結婚式 その2

 座っているとそのうち、料理が運ばれてくるので飲み食いし、歌や踊りを眺めていると、新郎新婦の身内が袋を持って周ってきますので、招待状の入っていた封筒に御祝儀をいれて渡します。
 料理はタイ料理フルコースみたいなものが多く、普段あまり食べられない凝ったものが中心です。

 引き出物は、キーホルダーとかスプーンとかの小物をふたつみっつ頂きます。
 小物には新郎新婦の名前と結婚式の日付が入ったシールが貼ってあります。
 それを貰って帰るので、後のことはよくわかりませんが、披露宴の後新郎新婦はご近所を1軒1軒挨拶してまわるそうです。
 そのための?車も用意されていて、それは親族の中で最もお金持ちの人が提供(貸す)事になっているのか、ベンツなど見るからに高級車です。
 たまに、外国映画の影響か後ろに缶缶がくくられていたりします。

 新婚旅行にいくという話は聞いたことがありません。
 あの豪華な披露宴を少し控えめにすれば、マレーシアかシンガポールあたり行けるのに、と思いますが、両家の見栄の張り合いで、どんどん派手な披露宴になっていくようです。

 さて、普段はほとんど写真を撮らないタイ人ですが、こういう1大イベントの時になると、もうそれはすごい勢いで撮って撮って撮りまくります。
 そして、写真集を作り何度も何度も嫌というほどみせられます。
 さらにその写真とは別に、写真館での恥ずかしくなるようなポーズをつけたとっておきの写真が親戚に配られ、また新居に飾られています。
 新婦は非常に厚化粧をしているため、その写真が親戚の誰なのか未だにわからない結婚写真が、義母の家にもたくさんあります・・・。

 ちなみに、だんなの両親の結婚式の写真も飾ってあり、当時(30数年前)も洋装がはやりだったようです。やっぱり西洋にあこがれてしまうものなのか。

 日本人の私からすると、タイのきらびやかな民族衣装の結婚式も素敵だと思うのですが、テレビドラマの中でしか見かけたことはありません。