外食のお作法 その2

 さて、漬物やゆでたまごは、そのまま食べるとしても、数種類の野菜らしき物は一体どうやって食べるのか。
 なにしろ、そこに置かれているのは日本ではお目にかかったことのない謎の野菜ばかりだからです。しかも、野菜というよりはただの葉っぱに近い草?

 たとえば、椿の葉っぱみたいな妙につやつやしたのとか、まめのようなつる植物とか、なすの1種らしいものの輪切りとか・・・。
 これをどうしろと?と思わず途方にくれてしまうのでした。

 タイ人は、それらをそのまま生でばりばり食べ「おいしい」といいます。
 挑戦してみると、予想通りあおくさい葉っぱの味。おいしくはないでしょう・・・。
 その辺に生えてる野草とか、庭に植えてる木の葉なんだもの。
 せめてドレッシングとかないの?聞いてみるとありました。
 ナムプリックという、唐辛子他を石臼ですりつぶし少量の水で練ったもの。
 これをつけて食えって、いわれても辛さと葉っぱの苦さが口に広がるばかりで、なんの解決にも・・・。
 しかしタイ人はそれをサラダといって、はばかりません。

 もうひとつ、サトーというプーケット特産の巨大豆。
 激辛のおかずと食べるといけるらしいです、もちろんなまで。
 これは、さやえんどうまめをそのまま、30〜40センチに大きくしたようなものです。
 ねじりふさまめという日本名もあるらしく、とにかく巨大!そして豆臭い・・・。

 しかし、タイ人には絶大な人気を誇り大量に消費されるため、山でこの豆の栽培をしていると、その収入で豊かな生活ができるとか。
 健康のため生野菜をたくさん食べましょう。