タイ語について

 いつになったら、タイ語がしゃべれるようになるのだろうか。
 音痴の私には、けっこう難関なのである。なぜなら声調によって全く違う意味になってしまう単語があまりにも多く、しかも紙にカタカナで書いてみても、自分で書いてて訳わからん始末。

 今もテレビでひたすらワールドカップの中継がされていて、「ガオリータイ」の連発。ガオリーとは、韓国のこと、タイとは南のことである。
 それは知ってるけど、発音できない・・・。
 タァイという感じか?←自信なし
 それで、タイランドのほうのタイはというと、タイ?なんか単にでかい声を出してる様にしか聞こえないが、違うらしい。しいていえば、南は軽い感じ?(ますます混乱)

 「近い」と「遠い」もグライという似た音で、いつも確信がないため声が小さくなってしまう・・・。
 だんなにしつこく聞いてわかったのは近いがグライ(ラにアクセント)遠いがグライーという感じ??
 でも、私が発音すると「それは、鶏でしょ」といわれた。
 ちなみに鶏はガイ、しかしローマ字で綴りを書くとKaiになる、なぜだぁ〜。

 さらにつらいのは、プーケットの方言。
 沖縄みたいなもので、全然習ったタイ語とは違う。
 マイペンライは、マイプーイとなる。
 他にもいろいろあるが、今の私にはそれを覚えている余裕はない。
 しかし、地元の人は日本人の私にも容赦なく方言で話しかけてくるようだ。(わからないが、そんな気がする)

 たまに日本語とよく似た発音もあって、ほっとする。
 今凝っているのは、日本の名字と似た発音。
 タイ人に「日本の名前」だと教えると親近感を持ってくれたりして。
 例えば「新井」さん、「甲斐」さん、「田尾」さんなんてすぐに覚えてもらえて得ですね。

 タイ語がなかなか上達しないのには、別の理由もある。
 周りの人がやたらに英語を話してくれるからだ。
 私も決して英語が達者なわけではないが、お互いにカタコトの英語でもさっぱりのタイ語よりは事足りてしまう。
 なにしろ、トゥクトゥクの人達はもちろんその辺のおばちゃんでも気軽に外国人と話している。
 私をタイ人だと思ってタイ語で話しかけてきた人も、日本人だと気づくと英語に切り替わったりして、ちょっと感動する。
 また私の住んでいるところは、日本語を話せる人もけっこういてそれがまたかなり流暢なので、生活には困らない。
 こんな風に甘やかされているため、何年経ってもまともにタイ語が話せない情けない事態に陥っているのであった。(勉強しよ・・・)