四戦目後編の後編

 「…以上3−0を持ちまして青コーナーつのだのりこ戦手の判定勝ちとなります!」

 おお〜〜〜!!!勝った!勝ってしまった!!チャンピオンに!
 憧れのF山さんに♪
 思わず目の前にいたH山コーチに抱きついてしまいました!

 そして赤コーナーに挨拶に行くとF山さんが出てきてなんと私に土下座を…!
「そ、そんなっ、やめてください!今回はあの、体重差があったから・・・!」
と言い立ち上がってもらいました。でもF山さんは
「あんたが強かったんや、これからもがんばりや・・・。」
と言ってくれました。

 四方に礼をし、ロープをくぐって帰ろうとするとみんなが指をさしています。
 「ん?」と後ろをむくと勝利者トロフィーを持ったレフェリーの姿。
 あ、まだもらってなかったんだ。トロフィーをもらい、リング下のカメラマン
に写真をとってもらいます。
 うう〜ん。勝っちゃったんだ!!

 控え室へ戻りもう一度F山さんに挨拶に行きました。
 F山さんは私が体重差のことを気にしていると
 「今までは10キロ以上体重差があっても勝ってきたんや。それはもう関係ないわ」
 一緒にいた力館長は
「まぐれや!!」と言っていました。むかっっ。

 F山さんはこの約2週間後に不動舘N沢選手との再戦が決まっています。
 N沢選手は夏に大阪で先輩のN村選手にも勝っています。
 是非勝って欲しい!強いF山さんでいて欲しい。じゃなきゃ勝った意味がないのです。。。

 さて。今回の試合は博多。
 私の彼氏のお母さんやお姉さんが見にきてくれていました。
(お姉さんは花束を持ってリングにあがってくれました!)
 SBの皆さんは小倉に宿を変え明日東京へ出発するということでしたが私は試合後から別行動に。彼氏とお母さん、彼氏のお友達とで博多の屋台街へ行ってから熊本県の彼氏の実家に向かいます。帰りの車では興奮しっぱなし。
 つい、その場のノリで明日朝から霧島へ行って山に登る、などという約束をしてしまいました。低い山なので頂上まで40分もない、と聞いたので・・・。

 次の日ばあちゃんお手製のお弁当(煮しめ&おにぎり)を持って登りました。40分もかからない、なんて言ったのはだれじゃーっとぶつぶつ言いながら。目に青タンをつくって彼氏と仲良く山を登ってるヒトを見た観光客はどう思ったでしょうか?
 体はきつかったですが(試合の次の日だし!)頂上にたどり着いて食べたおにぎりはさいこーにおいしかったです♪まさに人生最良の日・・・!
 これから生きていてもまず、こんなに嬉しいことはないだろうとこのままここで死んだほうがいいのでは?!なんてマジで思ったりしちゃいました!

 管理人から
まさにバラ色の人生ですなあ、「勝ったらおいしい」試合に勝ち、彼氏とデート。ま、この際アオタンも勲章ですし。で、この後いったい何回人生最良の日が訪れるのか、これがこのお話の見所ですね。楽しみにしてま〜す。