勝ったら美味しい♪

 いつものように試合のあと二週間ほど休んでジムで練習を再開。
 今回もシーザー会長には「良かったぞ」とほめられてしまいました。
(負けた時にしかほめてくれないのでは?!)
 そして信じられないお言葉が・・・!

「9月の博多興行でF山とやるか?(にやり)」

 えええ〜〜〜?何で・・・?
 F山さんはチャンピオン。
「ちょっと考えさせてもらえますか?」
「おお、いいぞ。博多は初めてなんだ。博多の観客にSBを教えてやろうじゃないか!」

 私にしては珍しく歯切れの悪い返事です。でも、だって。。。
 F山さんはN村さんが死ぬほど練習しても勝てなかった人。
 それに体重は47キロ。私にそこまで減量しろと・・・?
 こないだ54で戦ったばっかりなのに。
 それにこないだ負けたばっかりなのにそんなすぐ試合を組んでくれる、というのも怪しい・・・。きっと
「良い試合をしたけどやっぱりチャンピオンには勝てなかった」
と言う感じにしたいんでは?!
と、思ったらムカついてきました(笑)!
念のため、彼氏に相談したところ
「負けて当たり前。勝ったら美味しいぞ!ヤレ!」

とゴーサイン!!!

よお〜し!!やったる!!
契約体重だのなんだの言う前に「試合やらせてください!」と会長に言いにいきました。

今回からエキスパートクラスで(5分、4分、3分の3R)
契約体重は私は54でいいと向こうが言ってきたとの事。絶対になめてるとしか思えません。
しかも!F山さんはこの試合の約2週間後には全日本キックで初の女子興行に出場予定です。
むっか〜〜〜!私との試合は初の興行地でのエキシビジョン程度にしか考えていないに決まっています。
H山コーチもそう言っていました。とにかくいくら体重差があっても私なんかに負けるわけがないと。
(コーチは多分私を燃えさせるために言ったんだと思います)

54キロ契約でしたが私はまあ、できるだけ減量をして試合に挑もうと思っていました。

さて。
博多といえば九州。彼氏の実家が熊本なのは前にもお話しましたが、その熊本からわざわざ博多の興行に義母さんやお姉さん夫婦や彼氏の同級生の皆様が駆けつけてくれる、という話にまでなっていました。その年の御盆に帰らなかったので彼氏も休みを取って駆けつけてくれる予定です。ああ、暖かいなあ♪♪♪

そして対F山戦に向けて打撃はN村さんとスパー、H山コーチの鬼ミット。
プロレス出身のY崎ちゃんには投げ技(主に裏投げ)を教わり、当時入ったばかりの練習生元柔道実業団のKちゃん、(唯一シーザージムで今も現役の)大沼慶子ことどんちゃんにマッサージなどをしてもらいつつ打倒!F山!をスローガンに毎日が過ぎて行きました。

 管理人から
たしかに勝ったらおいしい、まちがいないですよね、これは。ふつうチャンピオンと試合をするチャンスさえないのですから、いくら選手層が薄いとはいえ、滅多にない添え膳です。って、今じゃ戦う相手にも事欠くようになってしまって、逆の立場になってしまったんじゃありません???