20:キホン。

 Kのプロデビュー戦の相手はSB大阪ジムの選手でした。
 大阪ジムといえば(当時)SBレディースクイーンのF山T美選手、I本H子選手などが所属している西の名門ジムです。もちろん男子の強い選手もたくさんいます。
 お互いデビュー戦だったようなのですが体重は軽い方に合わせなきゃならなかったらしくKは再計量でやっとパスしたみたいでした。
 そのせいかどうかはわかりませんが判定負けだったそうです。
 私に勝ったのだから勝って欲しかったけど・・・。
 その試合を見たシーザージムの先輩が言っていました。

 「いや〜大阪ジムの選手はキホンがしっかりしている!」と。

 そうか・・・まずキホンなのね。
 強きゃいい、そう思っていた私にとってちょっと方向転換?みたいな感じなお言葉でした。

 さっそくジムでキホン練習。
 鏡の前で脇をしめてパンチを出したり軸足をしっかり回転させて蹴りを出したり。
 ただやみくもにサンドバッグを叩くのではなくきちんとしたカタチで打つ。
 そうするとあら不思議、力任せに打ったときよりも手応えが良い感じです♪何事もキホンが肝心です。

 その頃ジムに一人の女の子が入ってきました。
 夏のアマ大会に一緒に出たTは就職活動でジムを辞めてしまっていたので一緒に練習できる相手ができて嬉しかったです。
 年を聞いたら同じでなんと、三重県からわざわざSBをやりに出てきて仕事をこちらでみつけそしてジムに通ってるんだそうです。気合入ってるな〜。
 もちろん「プロになる!」んだそうです。
 2月にアマ大会があるので一緒に出場しよう!
 一緒にがんばろうね、と仲良しになりました。
 そうそう、そのころ私は53キロまで太っていて(筋肉も付いたと思うけど・・・^^;)痩せてた頃の27インチのスリムのジーパンが入らなくなっていたので貰ってもらったりしました。

 管理人から
 そうです、基本は大事です。管理人の好きなゴルフもただ力任せに振るよりも基本通り軽く振った方が断然飛んだりします。力を入れるタイミングを間違えているというか、やっぱり効率よくやった方が疲れないですしねえ。
 それにしても管理人、しょっちゅう勘違いしていてすいません。特に関係者の皆様、大変申し訳なく思ってます…。