15: アマ大会2 後編

 
めざせ1回戦突破!!
ということで鼻息も荒くリングに上がり向かい合って礼。
 こんなんあり?と思うほどの体格差。
 一回り半位違うようです。
 でも女子は無差別というルールなので仕方ありません。
 そしてゴング・・・!

 相手は軽やかにフットワークを使っています。
 動けるデブやん!
 ちょっとびびりましたがローキックを一発。
 良い感じで入ります。
 気を良くして左ミドルを蹴ったところで相手のワンツーをまともにもらってしまいました。
 顔が上を向き天井がばっちり見えます。
 前回の私ならこれで倒れていた事でしょう。
 が、今回の私は違います。吹っ飛びながらも足を踏ん張り耐えています。
 そしてまわりこんでミドル、ローと頑張って蹴ります。
 私が蹴るたびに相手のパンチがクリーンヒットし、上を向いてしまいます。
 それでも蹴り続け、なんとかパンチラッシュの合間を縫って秘密兵器バックハンドブローをクリーンヒットさせました!
 ちらっと効いたような顔をしたんですが倒れる気配まったくなし!
 またまたパンチラッシュです。
 でもちょっと相手のタイミングも掴めて来たので首を取ってひざ蹴りをやってみることにしました。
 あ、この人首相撲全然出来ない!らっきー♪
 と思ったのもつかの間そのまま投げの体制に入られてしまいます。
 やばっっと思い耐えてみたんですが倒されてしまいました。
 かろうじてシュートポイントは取られませんでしたが印象が悪くなってしまいます。
 残り1分で2人ともだいぶ息があがっています。
 今度はパンチラッシュで行く事にしました。
 殴られても上を向いてもひたすらパンチパンチ!ときどきローキック。
 相手が横を向く事も多くなってきました。
 そこでゴング!試合終了です。
 3分たったのです。
 私としては勝ってはいないけど負けてもいないと思ったのでドローで延長かな?と思ったのですが4人いる審判のうち一人だけドローで後は全員向うの勝ちでした・・・。
 あ〜あ、また負けちゃった・・・。

 今回は泣きませんでした。やれるだけのことは精一杯やったから。
 悔しかったけどなんか清々しい気分でした。
 ジムの皆には「倒れなかったじゃん!えらいえらい」と誉めて(?)頂き、そうだよな、とか思ったりして。
 前回KO負け。今回判定負け。
 確実にレベルアップはしているハズ・・・だと思いたい・・・。

 さてTちゃん、2回戦で前回準優勝のシード選手と対戦してTKO負けしてしまいました。
そして私に勝った選手は前回優勝のシード選手と対戦し延長までがんばりましたが結局判定負け。
 決勝はまたまた同門対決で今度はTちゃんとやって勝った方の選手が優勝しました。
 優勝・準優勝のこのふたり。
 熊谷直子の後輩でのちに女子高生キックボクサーとして世間を騒がす(笑)M井選手、N沢選手なのでした・・・(2003年現在引退してしまっているのでイニシャルにしときます。マニアな方は知ってますね?)。

 管理人から
 こんばんは、プロレスマニアですが、キックマニアではない管理人です。そんなわけでルールもよくわかってません。シュートって1Rしかないんですか?女子は。今じゃ5Rフルに戦っても問題なしですが、当時は2分でバテバテだったんですね、やはり。それにしてもやっぱり身体が違うと勝てないもんですね。K1もミドル級の方が全然おもしろくって、ヘビー級はつまらなくなってますが、体重無制限では大きい方が有利に決まってますからねえ。いっそヘビー級も120キロまでとかにしてほしいものです。