7:SB入門

 シュートボクシング(SB)のアマチュア大会に出場するにはSBに入会しなければいけないと勘違いしていた私は電車を乗り継ぎ当時都営三田線白山にあったSB総本部シーザージムへ
乗りこんだのでありました。
 ジムの扉を開けるとむせかえるような汗のにおい。
 練習生が10人位いて合同練習をしていました。
 ジャンプをしたり普通とは違う形で腕立てふせをしたりラッシュをしたり私の見たことのない練習をしていました。

「ほ〜これがシーザー武志のシュートボクシングなのね」。

 すっかり感心して見入ってしまいました。
 そして入会の手続きをすませ、明日から宜しくお願いしますとドアへ手を掛けた瞬間!
 ドアが開きそこにはビデオでしか見た事のなかった「シーザー武志」が立っていたのです!!!そして
「おう、新しい練習生か。よろしくなっ。」
と声まで掛けていただきましたっ!!!
 なんともいえないオーラが漂っていたように感じました。
 ぽ〜っとしてシーザージムを後にしました。
 帰りの電車の中でなぜか
「伊原ジムを辞めてシーザージム1本でやっていこう」
 と心に誓ったのでありました。

 そして夕方。
 伊原ジムに行き、
「SBのアマ大会に出たいのでシーザージムに入会した」
ことを報告し伊原ジムを辞めたいことをAさんに話しました。
 そこで初めてSBのアマ大会に出るのにわざわざシーザージムに入会しなくてもいいことを教えてもらったのですがもう私は「シーザー武志」に魅せられてしまったので後戻りはできないとゆうことで(なんのこっちゃ)円満に伊原道場西八王子支部を辞めたのでした。

 さあ、明日からはアマ大会に向けてシーザージムでがんばるぞ〜!おー!

 なんとなく興奮してしまいその夜は酒盛りをしたのはいうまでもありません。
 私の頭の中にはアマ大会で優勝して大喜びしている自分の姿がありました・・・・・・・。


 管理人から

 アマチュア大会に出るためにどうしてシーザージムに入らなければならないと思ったのか、総本部だったから、と言う理由だけではないですよね、多分。やはりSBのビデオとか見て、シーザー武志に惹かれていたんでしょう。管理人もプロレスやるならやはりアントニオ猪木の新日本プロレスに入らなくてはイケない…と思ったはずですからね、昔なら。