臭いお金

今手元にタイのお札を持ってる方。
匂ってみて下さい。
臭くないですか?
特に使い古されたようなヨレヨレのお札。
何とも言えない臭いがしませんか?

タイ人は財布を持たないで、ポケットにお札を入れて持ち歩く場合が多いのです。
暑い国だから当然汗をかく、その汗はポケットの中のお札にも染み込む、で、そのお札には汗と体臭が付いてしまうのです。

タイ人のお金の扱い方は日本人から見るとかなり邪道。
お札に平気で字を書く、ホッチキスでとめる、グシャグシャにされる等・・・・日本人的には「あーっ、そんなことをしたら・・・・!!」と思うけど、タイ人にとってはごく普通、当たり前。

市場に買い物に行く時は気を使います。
何に気を使うかと言うと、肉や魚介類を買う時になるべくお釣りが出ないように。
特にお肉屋さんでは、スーパーでパックになった肉を買うのではなくて屋台に並んでる生肉を切り売りしてもらうのですが、絶えず肉を切りさばいてるおばちゃんの手には肉の脂肪と血糊がべっとり付いてます。
一応お釣りを渡す際に布で手を拭きますが、その布もタオルではなくて着古した服の切れ端で既にそこにも脂肪と血糊が。。。
その手でお釣りを渡されると、お札にも脂肪と血糊が。。。。
たまたま小銭の持ち合わせが無くて、1000B札の新札で支払うとショックです。
受け取ったおばちゃんは縁起担ぎの為にそのお札でペタペタと商品(生肉や、生魚)
を軽く叩きます。
魚屋のおばちゃんはお釣りを数える時に魚に付いてる水分で指を湿らせてお札を数えます。
しかも、こっちが新札出しても受け取る方はぐしゃっと荒っぽい感じで掴む。
哀れな新札・・・別に新札だからと言って使い古したお札と価値が変わるわけでもないけど、ピカピカの新札で支払いしてお釣りがヨレヨレ、ボロボロで臭いお札だったりすりと何か損したような・・・・

タイに住んでこんなの慣れっこのつもりだったのですが、この前新しい財布に買い換えた私の心中は複雑。
ピンクで黄緑の縁のついたすっごく可愛いお財布なのに、中に入ってるのは血糊の付いた生臭いお札と、無情にも落書きされたお札。。。。
既に財布には悪臭がこびり付いているでしょう。

管理人から
うー、長いことタイにいて、そこには気づきませんでした。クサいかあ。。管理人は市場で買い物をすることもないからかもしれませんが、比較的バンコクでは大丈夫なのかもしれません。が、とにかくお札は汚いですね。まこさんの言うとおり、財布に入れないので、すぐに札がくしゃくしゃになります。耐用年数自体が恐ろしく短い、と思いきや、これがまたどんなにボロボロでも流通しているので、実際には日本よりも長いのかもしれません。が、何より困るのが、お札に平気で字を書くこと。それも銀行が。まあこの際、タイのお札にタイの銀行が書くことは許しましょう、タイだから。が、両替したドルにも平気でスタンプを押すのはやめてほしいものです。アメリカでは使えますが、日本を含め、他の国では両替を断られるケースがあります。昔、タイで両替した1万ドルを日本に持ち帰って銀行で両替したら、80枚ちょっとしか取り替えてもらえませんでした。残りは、、、いろんな理由で却下。その理由の一つがスタンプでした。このお札、タイでも両替してくれなかったという恐ろしい事実付き。。結局全部アメリカで使えたってのが笑えますけどね。だって、サイズも違うんだもん、明らかに。。。