出家

 タイでは男性は一生に一度出家して何日間かお寺で修行します。(仏教徒の場合)
 お寺や、その個人の都合によって期間は10日〜3ヶ月だったりしますが、結婚する前でなくては母親の為にならないという事で、大抵の人が結婚が決まったか、結婚したい彼女が出来たかという時に出家します。
 その為適齢期の男性が出家するとなると、もうすぐ結婚するという目で見られます。(中にはその後ふられたという不幸なパターンもありますが)
 会社勤めをしていたとしてもその期間休む事を許してくれるのが当たり前。でも、中には悟りを開いてそのまま戻って来なかった人もいるそうです。

 出家の際の色々な儀式はお寺によって異なるのですが、ソンクラでよく目にするのが鳥の形をした御みこしの様なモノの上にまたがって、街の中を練り歩きながらお寺に入って行くというもの、前後に親戚とみられる人達が踊りながら道路を歩いて行きます。
 その御みこしの上に乗せられた本人は照れ笑いする訳でもなく、神妙な顔つき。周りははしゃいで時々御みこしをぐるぐる回したり、見た目には大の大人が白鳥のおまるにまたがっている様に見えるのですが。
 作りがちゃちだし、持つ所も無いので上に乗ってる人はちょっと怖いのだろうと思っていたら、最近スタッフの話でその訳が分かりました。
 「もし、その時落ちたら邪悪な煩悩が多いとして一生お寺に入るのを許されない」のだそうです。
 どうりで、、、、、

 管理人から
 タイに住んでいる以上、いつかは出家したいと思っております。こう書くと少し驚かれるかもしれませんが、この出家、別に長期間でなくてもいいようです。一週間や数日というケースもあるそうで。。。日本人が行っても言葉がわからないので、何ともならない可能性もあるのですが、タイではこれが最高のタンブンですからね。うちのお母様のためにも行かなくては。(これがタイでは最高の最高の親孝行ですから)