運とバッド当たり

 タイ人はほとんど運のことを信じていますので、何かをする前に(例えば、会社や店をオープンしたり、新しい家に入り、結婚などの大事な行事をしたりする時)必ずお寺のお坊さんや占い師に良い日や良い時間などをチェックしてもらいます。そんな時は本人と関係者の誕生日、生まれ年などが必要です。もし、生まれた時間があったら一番良いらしいです。なぜかというと、チェックするのに、誕生日、生まれ年、生まれた時間をいろいろ計算して良い日と良い時間を探すからです。タイ人は自分にとっての良い日に物事をすると自分とそのことが上手くいけると信じています。

 そして、バッド当たり年のことも信じています。それは人生の中に何回かある良くない年のことです。この年が来たら、なんだか周りのことが同時にあまり良くなくなります。例えば、仕事がうまく行かなかったり、友達や同僚とは気が合わなくなったり、家族やカップルとはよくもめたりすることです。バッド当たり年には本人は気が短くなり、イライラしやすくなるのです。そして、何をしても問題ばかりが出てきます。

 タイ人にとっては誰でもバッド当たり年がありますがいつになるか各人の運によって違います。ただし、決まりバッド当たり年が一回あります。それは25歳くらいになったら、(タイ語では「ベンジャペッス」と呼ばれています。)ほとんどバッド当たり年が来るということも信じています。

 私には「ベンジャペッス」の決まりバッド当たり年が過ぎました。かなり辛かったです。日本ではこういうモノがあるかどうか分かりませんが近いモノはあるはずだと思います。ところで、運のことも良いし、バッド当たりのことも良いし、信じても良いですけどある程度自分が判断しなければいけないと思います。
 ある諺によると、「勝つ為には運は三十、あと七十は自分の力が必要」だと言う事です。みなさんはそう思いませんか?

 管理人から
 あまりにも突飛な題名だったので、そのまま使わせてもらいました。もちろん日本人なら誰でも知っている「厄年」の事を彼女は言いたいのですが、その言葉が分からなかったらしく、「バッド当たり年」になったようです。
 さて、その占い師やお坊さんの言う事をよく信じるマッピー、今度結婚する事になったのですが、この日程も日本では考えられないような日取りになってます。全くの平日。おまけに結婚の儀式の時間に至っては、8時39分と指定付き。相手は日本人なんだけどなぁ。。。会社休まなくちゃいけないぞ、これじゃぁ…。