ご利用は計画的に 〜サメット島〜

 パタヤからサメットまで、バス(ワゴン車)と舟を乗り継いで3時間ほどで到着。
 舟に乗る前に、『サメットに上陸するには200バーツ必要です。なぜならサメットは世界のトップ10に入る美しさを持つ砂浜なのですから』と、言われ『ほんとか〜???』と疑問に思いながらお金を払い、胸には黄色いシールを貼らされた(このシールを貼らないと入島させてくれないっぽい・・・・・・・・)。
 またもや疑う・・・・・・・・・・。
(いつの間にやらまた値段が上がっていたのね?)

 そんな事もいつの間にか忘れ、姫と一緒に海風を満喫してサメットへ。

 サメットについては全く無知であった。
 ただ、サメットでは特にする事がなく、のんびりするには最高らしい(買い物にあまり興味のないオイラにはちょうどいい)。
 またカップルで行った場合1週間いるのはいいが、2週間、1ヵ月滞在すると、子供が
出来るという知識のみを二人は持っていた。
 とにかく、オイラは始めはただ付いて行った格好となった。
(すまんね、変な知識だけつけちゃって…)

 今回タイにオイラの主な目的は、『ムエタイを観る』とあわよくば『出家』である。
 ムエタイを見たい理由は、以前『ロイヤルホスト』というファミリーレストランでバイトをしていた時、ムエタイをやっているウエイターがいた影響なのだ・・・・・・・・・・。
 今度の3月に連れてってやると言われながら、その前に辞めたため、タイ行きを逃していた。
 彼は現在25歳で、18歳から毎年3月から1ヵ月間タイへムエタイ修行へ行っている。
 そして帰国すると、骨や体中をボ〜ロボロにしている。
 そんな彼にオイラは魅せられた。
 彼は食い逃げや店の商品を万引きする客をよく捕まえ、店の警備員としての役割を果たしていた。
 ある日の深夜は、客とケンカを起こし、客をノックアウトしてしまった。
 それを厨房から見てて、『や〜っぱ男は強くなくちゃいかんのかなぁ・・・・・・・・』と思い、ロイホに駐車場でいつもムエタイの技の練習をしていたモグリ者なのである。
(ムエタイ戦士がお客さんとケンカしちゃいかんって)

 『出家』はと言うと、猿岩石の影響である。
 彼らはどの国で出家したのか忘れたが、出家したのを高校時代テレビで観ていた。
 『大学に入ったらタイで短期出家(1、2ヵ月)するぞ〜』と密かに決めていたのである。
 今回まさにチャンス。
 7,8年越しの夢が叶うかもしれない旅行なのであった。
(出家する方向には全然見えなかったけど…。猿岩石もなんか妙ななコンビ名になってしまったねえ)

 話は飛んでしまったが、とにかくパタヤ・サメットとここ2、3日で行くことが決まり、タイを予習していないオイラは意見を言えないままサメットの白い砂を踏んだ。
 き・きれいではないか。
 しかもサラサラなんじゃ〜ん!と感動に浸ってると、島の案内人が来て、今晩の宿を紹介してくれた。
 1件目のバンガローはとにかく汚かった。
 トイレにも虫が飛んでいて・・・・・・・・・・・(うっ)。
(安いバンガローなんてそんなもんです)


 2件目のバンガローに落ち着き(あまり綺麗ではないがなかなか良し)、明日の朝食
の案内をされ、さらに明日のPM1時からは<サメット1周ツア〜>があるということで、言われるまま申し込んだ。
 その後海で泳いだ。これがまた気持ちいい。
 調子にのってかなり遠くまで行ったら、姫が心配してくれたので、恥ずかしながら嬉しかった(書いていても恥ずかしい・・・・・・・・・・・ポッ)。
(サメット一周ツアーって言うほど見る所あったっけ?)

 夕方になりレストランを探した。
 たくさんあるのだが、インフォメーションもたくさんあるではないか・・・・・・。
 ん!?という事は、この島に着いたとき案内してくれたオヤジに付いて行かなくてよかったのでは!?とまた1つ学習した。
 さらに、すぐキャッチを親切と思い、付いて行く自分達に色々思い、明日の<サメット1週ツア〜>をキャンセルした。
(普通はいくつか比べてから決めるもんです。おまけにインフォメーションがたくさんあるかっていきなりキャンセルしなくてもいいし)

 夕食を済ませ、今度は2次会へと繰り出した。
 そしてビーチに横になりながらビールを飲んでるうちに、海に合う曲と辺りの話し声が心地よく寝てしまった。
 数十分後、姫に起こされると姫は何人かの若者を連れているではないか。
 姫は相手が寝たりして暇になると、かまってもらうために他の男に話し掛ける性癖があるらしい。
 その男達(サメット人)とお話をした。『ユ〜 ルック ライク ナナコ マツシマ ア〜ンド ナカタ!』と、彼らの営業トークにと言われた私達は、頑張って英語を使い、酔いも手伝ってマシンガント〜ク、ト〜ク!!!
 さらに、明日PM1時に遊ぶ約束をし、別れた。
(日本人の男は誰でも中田にされてしまうが、女が松嶋菜々子にされるようになったのは驚き)

 バンガローに戻り、いい気分なので『今夜は一緒にお風呂に入るのだ』と、その旨を
姫に伝えたがあっさり断られた(没)。
 女は現実から離れると開放的になると聞いた事があるが、どうやら姫には当てはまらないようだ・・・・・・・・・・・った。
(バンガローのお風呂って水シャワーじゃないのか???)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ドンッ!ドンッ!『なんなんよ朝っぱらから。うるせぇ〜な〜、ボケッ!』と頭にきたのだが、『ドンッ、ドンッ!』という巨大な音は、いっこうに止まない。
 どうやら目の前のバンガローの工事のようだ。
 そんなわけで起こされ、朝が来てた。
 朝食を食べ、案内人のオヤジにツアーをキャンセルしてもらった。

 今日はな〜んにもする事がないので姫と泳いだ。昨日泳いだ所までもう1人で3回も行ったので、姫にも『行って来い!』と試練を与えた。
 砂浜から見る距離とは違い結構な距離がある。
 心配なオイラは後ろから付いて行った。
 が、が、が、早いいいいいいいいいいいいいい。
 姫の泳ぐスピードが・・・・・・・・・・。
 ふつ〜の顔してス〜イスイ泳いでいくのである。
 水泳はそんなに苦手ではないオイラも、姫が海側を向いてるときは必死でクロールを
し、砂浜側に振り向いたら涼しそうな顔をして、手を振ったりして必死に平泳ぎをした。 なんとかここで満塁逆転ホームランを打たねば(バシャバシャバシャ)・・・・・・・・・・・・・・・。
 結局ド〜ンドン離されて、遠〜くの目的の舟までたどり着いた。
(相変わらず男のメンツを大事にしているゲンちゃんの行動だね)

 帰りはてきと〜に泳ぎ、砂浜に戻り寝そべってると、マッサージのおばちゃんがやって来た。
 オイラはマッサージを受けたことが人生で1度もなかったので興味はあったが、二人
『これからツアーがあるんでム〜リ!』と断ってしまった。
 ツアーはキャンセルしたのに・・・・・・・・・・。
 ど〜もタイでは色んな人が押し売りをしてくるので、押し売りが来た=断る、と身体が覚えてしまったらしい。
(ホントタイにいるとそういう性格になってしまいます)

 PM1時になり舟が出発した。すると先程のマッサージのおばさんがものすごいスピードと形相でこちらに向かって走って来るではないか・・・・・・・・。
 どうやらうちらを観察してたのか・・・・・・・・・。
 『しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ〜』と思い、おもいっきり日本語で反論。
 すると姫は

『じゃ〜30分お願いねっ!!!』

オイラ『へっ??????』

『さあ、あんたも早く横になって』

オイラ『へ、へ、へい・・・・・・』

 ・・・・・・・・・・・いつの間にか、身体中をモミモミされていた。
 つ〜か気持ちいいじゃ〜ん!!!
 オイラも頭硬いな〜っ。
 断る理由なんてな〜いじゃ〜ん。
 どうもこの脳みそ筋肉現象は小学校後半から始まっている。
 原因は小学校までさかのぼる。
 オイラは生まれた時は左利きだった。
 しかし、低学年の時に親父に右利きに矯正されたのだ。
 それはもう泣く泣くの辛い日々だった。
 したがって今はほぼ右利きだ。
 そしてオイラの人生も小学校がピークだったような気がする。
 どんな事を挑戦しても大抵なんとかなった。
 しかし、中学生になるにつれ、打率が1割になってきた。
 実際人生はそんなものなのかもしれんが。
 大学に入るのに人の倍かかったのも矯正のせいと思っている(のはズルイのか?)。 21歳のときアメリカで、矯正のことで脳を調べてもらった。
 すると、『ん〜君はどうかワカランが、矯正した人は脳障害になるだよ〜ん!』と言われたことがある。
 特に気にしてないが・・・・・・・・・・・・。
(特に気にしてないってメチャ気にしてるじゃないか)

 そんなこんなでドリーム中も終わり、また泳ぐことに。
 姫は引き続き、ネイルアートもしてもらったようだ。
 女性にとって『美』は永遠のテーマらしいからね。泳ぎも飽き、砂浜に寝そべっていると今度は『タトゥーはど〜よ〜!』と若い兄ちゃんが3人。
 一人は日本代表のサッカーのユニホームを着ていてかなり気さく!
 カタログを見るだけが、結局姫がやることに。
 姫の柔軟性にはいつも尊敬。
 アダとなる時もあるが・・・・・・・・・・・・・・。
(相変わらずパッカーなのにコスト無視なところがステキ…)

 その夜またまた食事をした後、私達は2次会へ。
 すると昼間のタトゥーに〜ちゃん達が呼んでるではないか。
 1人だけ女性で男が6人くらいの所へ警戒して近づく。
 するとオイラに『ウイスキ〜ノメ、ホレッ!』『オ!?キタキタ。ノンデヤラ〜。ソノカワリヨワネ〜ゾォ〜!』と意地の飲みあいをした。
 警戒は杞憂に終わった。
 しかも、酒が弱いオイラがウイスキーを飲んだためか強烈な睡魔が襲ってきた。
 さらに、近いんだが遠めに、日本代表のユニホームを着た人が姫にイカを口渡ししようとしているよ・・・う・・・・な・・・・・・・・・・・・・・・・。
 さらに姫は『あの外国人、トム・クルーズに似ててカッコE〜』とかって大声で連呼していなくなったよ・・・う・・・・なぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(あまりにもありがちな光景に目を覆うばかり)

 いつの間にか、姫とバンガローにいた。
 今夜は昨日とは違うバンガローにしたのだ。
 気分転換のために。
 昨日より安いが、掘っ立て小屋のようだ。

 酔いも覚め、姫と夜の営みをすると、なんとバンガローが揺れる、揺れる、揺れる〜!
 しかも『ギシギシ』とかなり凄いで音ではないか・・・・・・・・・・。
 『これじゃあ〜外歩いてる人にバレちゃうやん。もっとおとなしく営めってことかよ!』と、バンガローに邪魔されたオイラはご立腹。
 そのまま就寝したのであった・・・。
(大丈夫、ヨーロピアンは遠く離れた所からでも野獣のような声が聞こえてくるから…)

 次の日、10時ごろ私達は数々の思い出を抱え、バンコクへと向かった。
 舟に乗り、『バイバ〜イ、サメット。また来るよ〜!今度来るときまでに、がんじょ〜なバンガローと輪ゴムの販売ヨロシク〜!!!』と叫んだ。

 バスに乗り換え、バンコクに着いたのは午後1時くらいだったか。
 着いた場所は、<カオサン通り>だった・・・・・・・・。