#03 興味

今日はTVで中日クラウンズ・ゴルフ・トーナメントを見てしまった。見てしまったというのも変だけれども今までならチャンネルザッピングをしても飛ばしていた番組内容でございます。家内が不思議そうな顔をして見ておりましたが・・・。選手のフォームや「へぇ〜、あそこで肩があんな風に入るんだぁ〜」とか今までとはまるっきり違う見方をしてます。
 プロのトーナメントだからコースも難しいんだろうし天候なども運・不運に結びつく非常にデリケートな場所でしょうね。プロでもバンカーに入れたりグリーンに1オンできなかったりがある。「やっぱ、プロもそうなるんだぁ〜」なんて馬鹿な思いを抱きながら楽しく見ました。自分が関係するものになると今まで視界に入ってこなかったものが沢山あるんだなぁと実感。
 別にゴルフに関せずとも何かの趣味を新たに始めればそれに関することは自分のアンテナに引っかかりやすくなるんですね。TVコマーシャルもそう。ゴルフショップのTVCMを結構マジに見る自分が居て本当に笑えます。まだまだヘタッピ〜なのに気分は「いっぱし」になってる訳でございます。そういう自分が妙におかしくひとりでニヤニヤとしながらTVを見ておりました。
 昨日はNHKスペシャルで大リーガー松井の挑戦というのを観た。私はアンチ巨人派なんだけども松井選手は別というか好感が持てる選手です。彼の考え方というか行動はとても理路整然としていて驕りも感じないしスポーツマンとして好きです。だからヤンキースで成功して欲しいと思ってます。イチローよりは応援しやすい(例えが変かな?)野茂も頑張って欲しいな。
 深夜、昔はよくゴルフ番組があったように感じていたがいざ探すとなかなか行き当たらないです。で、変に心に残ったのがある通販番組で紹介していた「スゥイング・マジック」というフォーム矯正器というかスィングフォーム確認クラブ。アウトから入ってインにクラブが入ってしまう癖を直すらしい。師匠の指摘では私はどうもそういう癖があるそうな。また、手首の返しがうまく行ってないのでインパクトも弱い。そんな事を聞いていたからその通販番組を終わりまで見てしまった。
 そこで、むくむくと「いいかも・・・欲しいなぁ」などという欲求が生まれてる。すでにそのクラブを振って練習している自分を想像もしてる。この帰国中はクラブは振れないからそういうのがあってもいいかな・・などと勝手に自分の論理を正当化しようとしてる。大体、毎回同じパターンですね。今までは何かを始める時はすべて道具から入る傾向があって家内からいつも文句を言われてました。
 今回のゴルフは当初全くやる気がなかったのでそういうシチュエーションにはならずおまけにアイアンセットはフリーで頂いたので自前の道具は殆どない。靴とキャップぐらいなもんです。これが自分から積極的にやろうと思ってれば先に身の程知らずないいクラブを先に揃えていたことでしょう。
 中日クラウンズを見ていても何かファッション的に物足りないですね。まぁ、紳士のスポーツですからああういうオーソドックスなスタイルがベストなんでしょうが。皆、着ているモノが年齢的に何かジジ臭いと思うのは無知な私だけでしょうか?もうちょっと色目で冒険してもよさそうな感じがするけども。
 次回の挑戦の時はポロシャツとスラックスを新調しよう。何せスラックスなんてこの数十年購入したことがないし。いつもはコットンパンツしか買わない。これはゴルフにはまずい。汗が乾きにくいので腰回りが上半身の汗が流れて粗相をしたように濡れて見える。これで師匠に話を面白おかしくん捏造され吹聴までされてる。由々しき事です!いくらなんでもゴルフ如きの緊張感でそんな状態にはなりませんて!
 帰国時に機内で「パーゴルフ」という雑誌を読んだ。新聞も読んでいたのでスチュワーデスがカートで雑誌を引いて来た時にピックアップした。とる時に一人気恥ずかしい感じがしてたんですが他人は何も思ってないだろうにと。クラブの広告に見入ったり巻頭の写真を見たりだけでした。本文は読まなかったなぁ。単にこのクラブ格好いいなぁとかプロのフォーム分解画像等を見ながら早く上手くなりたいなぁと思ったり。今が一番楽しい時期かもしれないです。ヘタッピ〜だからステップとしては上に上がることしか考えてないし。どこか少しでも悪いところが直ればすぐにスコアに反映されるしね。
 ・・・・「スゥイング・マジック」というのが気になるなぁ。買ってから「なんや、こんなもんか!?」で終わりそうな気もするし・・・・。ヘタッピ〜はこんなものにすぐに心を動かされる厄介な心理状況でございます。バーツで3000バーツ換算だなぁ。他に何かいいのが買えそうな気もするしね。まぁ、やめとこうかな・・・・・でも。気になる。
 「雑感」:私は今までにいろんなホビーらしきものを持っていた。カメラはその筆頭格で結構いいものを揃えたけども半年で飽きた。釣りも同じ。車も若い時は車種に凝った。トヨタ800スポーツとかジム二ーの初代とかシビックの初代(発売されてすぐに購入。まだハッチバックが珍しく街を走ると結構注目度があった)などなど。プラモデルも一時期、かなり凝ってカラーリング用のスプレーから隙間埋めのパテとかいろんな道具をかなり揃えてたがあっさりラジコンに転向。動かすよりボディを如何に格好よく塗り分けるかに凝っていた。プラモの延長ですね。塗りに数日、動かして10分でボディはボロボロになった。部屋はいつもシンナーの匂いが充満してました。そんな訳でうちの家内から、私が購入してくる道具や商品などで現在の趣味が変わったとすぐに気づきその度にお小言を頂いていた。今回のゴルフはその道具がないことが不思議なようです。